ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
[1055897hit]

■ 秀才三傑 〜 アクセス・カウント 〜
マックス・ヴェーバー、岩波文庫(上下)。
コメント:宗教社会学の古典。西欧社会を理解するための必読書。
A「古代ユダヤ教」マックス・ヴェーバー、岩波文庫(上中下)。
コメント:ヘブライズム(ユダヤ教、キリスト教)を社会学的に理解す
るために欠かせぬ書。これまた宗教社会学の古典。
B「自由論」J・S・ミル、岩浪文庫。(*)(*1)
コメント:この古典が邦訳されたのが、1970年代というのが驚き。民主
主義社会で個人の自由がいかにして圧殺されるかを鋭く分析した書。序
文だけでも読む価値あり。
C「社会契約論」ルソー、岩浪文庫。(*)
コメント:民主主義思想の源流の一つ。「親子関係も契約関係」という
冒頭の議論は、日本人がおどろくところ。
D「死に至る病」キルケゴール、岩波文庫。
コメント:たいへん難しいが、自己とは何かを考える時には、汲めども
尽きぬ源泉になる思想書。
E「青年ルター」エリクソン、みすず書房、2002年。
コメント:アイデンティティの確立にむけて苦闘する若きルターの姿を
通して、青年期の意味を問う。
F「ひき裂かれた自己」R.D.レイン、みすず書房、1971年。
コメント:私が精神医学を学ぶきっかけになった書。
G「原始キリスト教史の一断面」田川建三、勁草書房、1968年。
コメント:「福音書」という文学形式がいかにして生まれたかを解明す
る知的刺激に富む書物。読んで知的興奮を覚える。
H「使徒的人間―カール・バルト」富岡幸一郎、講談社、1999年。
コメント:20世紀最大の神学者カール・バルトの思想を文芸評論家が解
明する。キリスト教思想の根幹を知るのに最適の書。
I「全獄中書簡」徐俊植、柏書房、1992年。
コメント:韓国の民主化闘争の中で生まれた深い人権思想。非キリスト
者によるイエス理解・福音書理解に極致。
 
http://www.nwjc.ac.jp/~yamashiro/forum/kyouinhp/03uchimura.htm
── 長崎ウエスレヤン大学《教員紹介》
 
>
 
 ジョン・スチュアート・ミル(1806〜73年)、イギリス人。
 この人は、「満足な豚よりも不満足な人間である方が良い。満足した
馬鹿であるよりも不満足なソクラテスである方が良い」という有名な言
葉を残し、これは私も非常に好きな言葉です。つまり、満足度がいくら
大きいと言っても、人間は下劣な満足じゃ駄目。質が重要である、と考
えたわけです。また、下院議員時代には婦人参政権や土地制度改革など
を指導するなど、非常に先進的な人物です。
 
 ま、それはともかく。
 どうもこの人、お父さんのジェームズにスパルタ教育を受けたらしく、
おびえる日々。20歳になるとついに「我が生涯最大の精神的危機」に
陥って、激しい鬱(うつ)病になります。この後、回復はするのですが、
死ぬ間際に義理の娘で彼の世話をしたヘレンに対し
 You know that I have done my work.
(君は、私が仕事をしたことを知っている)
と言ったとか。つまり「僕はちゃんと自分の仕事を果たしたよね? 君
は認めてくれるよね?」と言いたかったわけで、つまるところお父さん
に褒められたかったんだなあと、解釈されています。あれほど立派な業
績を打ち立てたのにもかかわらず、本当に認めて欲しかった相手はもち
ろん、とっくに亡くなっているわけで、非常に可哀想な話だなあと思い
ます。あの世で褒めてもらえたでしょうか。それとも、さらにスパルタ
・・・い、いや、なんでもないです。
 
http://www.uraken.net/zatsugaku/zatsugaku_121a.html
── 《裏辺研究所 > 雑学万歳 > 第121回》
 
>
 
── 「太った豚よりも痩せたソクラテスであれ」は間違い。
 実は大切な言葉が抜け落ち、さらに間違っていわれたためにこんな言
葉になってしまったのである。もともとは、ジョン・スチュアート・ミ
ルが書いた『功利主義』の中にある一節で、こう書かれてある。
 「満足した豚よりは、満足しない人間である方がよい。満足した馬鹿
より、満足しないソクラテスである方がよい」
 

[5]続きを読む

05月07日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る