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与太郎文庫
by 与太郎
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■ Do! series
刷=文字への傾倒が生みだした成果とも思われます。
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記号としての文字
次頁に掲げた《現代邦字三筆》では、写植のメカニズムによって登場
した三人のタイポグラファーの経歴を、年表にしてあります。
興味あることは、写植の最盛期にスターとなった中村氏が、中学卒業
後に看板とテレビの世界から文字に取りくんだことです。
もうひとりの桑山氏は、当時はなやかな道が開けたグラフィック・デ
ザイナーの立場で日本字への提案を出発点にしています。
ナールやゴナ、タイポスといった書体は、すでに書籍ばなれした発想
によるものです。
ナール書体は、すべての文字を等間隔に置くためのもので、もともと
は手描きしやすいように工夫したのが動機です。タイポスでは、従来の
書体が、一種のアカデミニズムに支配されていることへの疑問を表明し
ています。広告デザインのための文字を提案しているのです。
石井書体は、たしかに手描きの現場でも、広告表現においても、いま
なお主役ですが、アイ・キャッチャー(目を引く記号)としての需要を
満たすには、あまりにポピュラーな標準文字となってしまったのです。
広告デザインにおける文字は、読むための文字である以上に、視覚的
な要素が必要です。視覚に訴えるためには、ある種の意外性や、流行性
を帯びていなければなりません。
一方では、大量生産できるようなルールのもとに描かれ、限られた対
象と用途に向かいます。他方では、かつてのモールス信号のように、特
殊な媒体を通じるための、記号化された文字表現が、たとえばコンピュ
ーター文字のような形で再開発されつつあります。
つまり、印刷媒体にとらわれない文字が、今後ますます登場し、印刷
用の文字にも影響を与えることになるでしょう。
《Do ! Series》も、こうした展望と自負のもとに開発された新書体
の、ささやかな例のひとつなのです。 (亜)
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邦字三筆の年譜(資料T)
石井茂吉←東京に生る 明治20年 1887
33 1900
森沢信夫→大阪に生る 明治34年 01
35 02
36 03
37 04
38 05
39 06
明治40年 07
41 08
42 09
43 1910
44 11
東京帝大機械工学科卒/神戸製鋼入社 大正元年 12
2 13
3 14
4 15
5 16
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09月15日(月)
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