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与太郎文庫
by 与太郎
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■ わが経営を語る   山口 利昭
 60年代には、ある地域に対して大型店は、こう来るだろうと予想し、
その地域に応じた商品の組合せ、店舗の所有形態、面積などを考え、そ
の時代の競争に耐えられる店ができるかどうかが中心の課題です。
 先だって、主力銀行の支店長と相談した折、彼は東京支店で開発部門
を担当し、あの大きなマーケットに《百ヶ店政策》を用いたそうです。
つまり100店舗もてば、一定のシェアが確保され、その結果、東京市場
においては住友銀行のイメージは定着する、というのです。そのために、
どの地域を、どのように押さえていくかを毎日地図を前に考えたしうで
す。
 私どもの場合にも、ひとつの地域で、そのマーケット・シェアをいか
に高めるか、という点を、はっきり示すならば、資金面の援助はいくら
でも致します、というわけで、これも目下の課題です。
 2年ほど前には、家主と来年の交渉をしたばかりですが、なかなか思
うようには参りません。今年度の計画も半年ばかり遅れそうです。
 大規模店舗法が変り、住民パワーがあり、まことに不確実な情勢の中
で、私の計画は進められなければなりません。
 昨年の社員研修会にさきだって、こういうことも研究しました。もし
講師が、たとえば飛行機の事故などで来れなかった場合、どうするか。
何かが起ったらどうするか、という対策が必要です。計画を立てたもの
の、もし失敗したらどう対処するか、という方法も、計画の中に織りこ
まねばならない、と現在では考えています。
 
 以上の計画がはじまった昨年3月を、私の人生の元年として、大いに
頑張りたいと思います。そして、いまお話したことが、大きな業績とし
て皆さんに、もういちど御報告できる日を、心から期待して、私の話を
終ることにします。
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「講師が、たとえば飛行機の事故などで来れなかった場合、どうするか」
という仮説は、実は5年後の悲劇として、現実のものとなっている。
→ 林 正典《わが経営を語る 19790218 JC倉敷青年会議所》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19790218

03月24日(土)
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