ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
[1057916hit]

■ 日本チェンバロ協会発足
幸いこのチェンバロリサイタルは画期的な演奏会として関西の音楽界に
受けとめられました。その頃東京では1961年ウィーンから帰国された西
川清子氏、そして1962年にザルツブルグから帰国された山田貢氏、ドイ
ツで学ばれた小林道夫氏が活躍中で、ヨーロッパで正式にチェンバロ奏
法を習得したものは私達4人位の感がありました。
 
 約10年を経て鍋島元子氏がオランダから帰国され、確実な計画の下に、
チェンバロを中心とした研究会「古楽研究会ORIGO et PRACTICA」を創
始され、多くの優秀な後継者を育成されまし た。先生が早世されたこ
とは本当に悲しく残念なことでしたが、その教えはいよいよ深く門下の
方々の中に宿り、没後10年を期に、日本におけるチェンバロに関する研
究が始まりました。そして、現在活躍中のチェンバロ奏者と連携しなが
ら「日本チェンバロ協会」の発足に向けての準備も始めたと聞きました。
しかも協会員の範ちゅうをチェンバロ奏者に偏らせず多角的な専門の関
係者を含め、「日本」のタイトルを付して国内のみならず国外にも視野
の拡がりが見られることに慶びを覚えます。
 
 願わくは当協会の行き届いた会則に準じて、広範囲の奥深く楽しい
〈チェンバロ、古楽探求〉の基本をふまえ、各自、各グループの個性を
生かして発展していくことが出来ます様に。常に謙虚さを失わず互いに
学び合い、音楽の真実を求めてその喜びを分かち合うこと。こうして
「日本チェンバロ協会」が歩み出すことによって、地球上の生あるもの
に貴重な貢献ができます様にと夢を馳せております。
 
♀有賀 のゆり チェンバロ 19280829 京都 /同志社女子大学名誉教授
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A1%EA%CD%AD%B2%EC+%A4%CE%A4%E6%A4%EA


 協会発足に寄せて 野村 満男(楽器学)
 
…… 心配性の高齢者発言をするたびに思い出すのは、ドラッガ―の
「責任がない補佐役は有害である」という指摘。でも、このさい『マネ
ジメント』の名言は参考になる。マーフィーの法則に曰く「失敗する可
能性があれば失敗する」という不安はあるが、このたびの結社作りに期
待するところ大なるものがある。
 
 野村 満男 古楽器研究 1934‥‥ 東京 /チェンバロ製作者、音楽学
/東京コレギウム社出版顧問/ジャズ歌手の野村 佳乃子の父
/サロン・オーケストラ アンサンブル・シェーンフェルト主宰。
http://tokyocollegium.blog110.fc2.com/
 
(20140624)
 

10月22日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る