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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 典獄と地獄 〜 ト山家の人々 〜
かくて、捜査当局は長期戦を予想し、過去の事例を検証した。
── リンドバーグ・ジュニアは1932年3月1日に自宅から誘拐され、10
週間に及ぶ探索と誘拐犯人との身代金交渉の後に、ニュージャージー州
ホープウェルで5月12日に死んでいるのが見つかった。── (Wikipedia)
── 《翼よ!あれが巴里の灯だ 19570815 America》
早速ケータイ・メールに脅迫文が送られてきた。
身代金50億円、兄に相談すると「今それどころじゃないんだ」
口調は荒っぽいが声紋は若く、おそらく初犯で、なまりや方言は認め
られない。推理小説や映画に通じているとみえ、犯罪の手口に詳しく、
やや高学歴の犯人像が想定される。
しかし、長引けば長引くほど、犯人の真意はつかみどころがなかった。
大臣の発言を、毎日ではなく、断続的に要求されたのだ。
人前に出る機会ごとに、つぎつぎとメッセージが送られてくる。
「死刑制度をなくせという意見にわたしはくみしない(20070827)」
この発言は、犯人の指示による以前だったかもしれない。マスコミや
世間は、すこし妙だなと感じたが、つぎの発言から、ざわめきはじめた。
「処刑を、乱数表のようなもので命令できないだろうか(20070925)」
「わたしの友人の友人は、アルカイダだ(20071029)」
「むかし、ペンタゴンにウナギやテンプラをご馳走になった(20071031)」
司法大臣の苦衷は、事情を知るものにとっては、察するに余りある。
脈絡のないメッセージを、むりに取りつくろって、補足するのだ。
するとまた、マスコミやコメンテーターに矛盾を指摘される。
兄も「むかしから弟は変り者だった」などと不得要領である。
総理や官房長官も、表むき注意するだけで、辞任勧告には至らない。
息子の失踪を、誰にも相談できないまま、政局がゆれはじめた。
(つづく)
── 鳩山邦夫元文相の長男で元都議の太郎氏(32)もこの日、東京
都の文京区長選に落選した。05年の都議選落選で“ただの人”となっ
た際は邦夫氏も「修行が足りん」と激怒としたとされ、今回の区長選出
馬も反対された太郎氏。今選挙では「頼りなく元気ない鳩山太郎でした」
とざんげしながら地元回り。建築家の黒川紀章氏が押しかけ的に応援し
た以外は、両親含め著名人の応援要請も断って活動していたが及ばなか
った。── 《文京区長選 20070423 06:06 スポーツ報知》
http://www.hatoyama.org/
鳩山 邦夫 一郎の次孫/由紀夫の弟/自民党衆議院議員/法相 19480913 東京 /エミリの夫/蝶々コレクター/民主党副代表/20070827司法大臣20070926留任
♀鳩山 エミリー 邦夫の妻/太郎の母←旧姓=高見 リサの妹 19550211 東京 /父はオーストラリア人の貿易商で母・貞子は日本人。邦夫曰く「18歳の時から交際」芸名=高見 エミリー
鳩山 太郎 邦夫の長男/都議会議員“政治家5世” 19740613 東京 /20030413民主都議の失職に伴う再選挙(文京区)で無所属(28)初当選。
♀高見 華子 籍=鳩山 邦夫&エミリの長女/歌手・イラスト 19770902 東京 /慶応義塾大学経済学部卒(誤=高実)
鳩山 二郎 邦夫の次男 19790101 東京 /大川市長
【典獄】監獄の事務をつかさどる官吏。旧制の、監獄の長。[ 大辞泉 ]
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19111003
音羽御殿の花見 〜 鳩山家の人々 〜
(20071107-1108)
11月06日(火)
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