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与太郎文庫
by 与太郎
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■ ウィットレス 〜 微笑なき日々 〜
誌や他の米誌によると、彼女はオナシス氏の死後、同自叙伝の著者、ス
テリオス・ガラトポロス氏に、「彼は彼女を愛して結婚したのではなかっ
た」と語っという。「それは経済的利益のために結びついた結婚だった」
と。事実、双方で一生懸命取り引きされた契約結婚であり、この取引の
仲介をした人が、何と彼女の義理の母(JFKの母)ローズ・ケネディ
さんだったという。
 
 マリア・カラスは「この取引は、(ローズ夫人の)息子のジョン・F
・ケネディが1963年に暗殺された後、別のケネディ家の一員を大統
領にすることを願ったローズがやったことだった」。
 
 寝ることさえ要求されなかった
 
 1968年の結婚を明記した書面による契約では、結婚の期間は7年
間で、当時39歳のジャクリーンさんはオナシス氏(当時68歳)の子
供を産む義務はないこと、そして彼と寝ることさえ要求されなかった。
そして、7年間が過ぎたら、家の金庫に入るというもの。
 
 しかし、ジャクリーンさんは結婚した当初、彼を満足させることを選
んだと言う。オナシス氏のヨットを管理している使用人は、深夜裸の二
人がヨットの中でセックスをしているのを目撃したという。
 
 「結婚は間違いだった」とオナシス氏
 
 オナシス氏の結婚は誰からも驚かれた。もちろん、彼と9年間恋人の
関係にあったマリア・カラスでさえも驚いたという。
 
 「怒りというより、なぜ彼がジャクリーンさんと結婚したのか分から
ず当惑した」。オナシス氏に裏切られ傷ついたマリア・カラスは最初、
彼に会うことを拒否していたが、挙式のわずか1ヶ月後に彼がパリの彼
女のアパートにやってきて、「結婚は間違いだった」と涙ぐみ、二人の
関係を再び続けたいと懇願した。この時、彼女は初めて「結婚の真相」
を知ったという。
 
 冷淡だったジャックリーンさん
 
 ジャクリーンさんは結婚した最初の年に、自分の買い物だけで150
万ドルという大金を使った。彼女の浪費性に目をつぶれても、彼女の冷
淡さには我慢できなかった。オナシス氏は多くの問題を抱えていたが、
彼を慰め元気づけることさえしなかったという。
 
 1968年に結婚し、1975年で契約の7年がくるが、オナシス氏
は少しでも彼女の財産の請求を減らそうと、早めに結婚の解消を求めよ
うとしたが、彼は契約が切れる7カ月前に死亡した。
 
 マリアに「あなただけを愛していた」と‥
 
 オナシス氏の健康状態が悪化するにしたがって、マリア・カラスがよ
り身近な人となっていった。死の床で彼は、「あなただけを愛していた」
と告げたという。
 ジャクリーンさんは1994年5月、がんの一種である悪性リンパ腫
で死亡した。  (2003/02/99、ロサンゼルス=ZAKZAK特電)
 

10月26日(火)
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