ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ 君が代訴訟(1)
朴実    「はい。普通、例えば、アメリカ市民権を得てる人に対し
      て、日系二世、日系アメリカ人とかいう言葉がよく使われ
      てますけれども、その表現でいくと、私の場合は朝鮮系日
      本人という表現になってくるかと思うんですけれども、あ
      えて日本籍朝鮮人という表現を使っているのは、この日本
      社会で私たち在日朝鮮人は、韓国籍、朝鮮籍、日本籍を含
      めて、朝鮮民族であることを隠すことが多かったんです。
      そして、それは日本の社会の民族差別がある故ですけれど
      も、それをなくしていきたいと、そして朝鮮人が朝鮮人と
      して生きていきたい、朝鮮人と名乗りたいということの現
      れで、あえて日本籍朝鮮人と使っています」
原告ら代理人「一方で、日本国民であることも確かですね」
朴実    「はい」
原告ら代理人「その思いもあるわけですか」
朴実    「はい」
原告ら代理人「この陳述書の末尾を見てください。『在日朝鮮人という
      呼称は、戦前の朝鮮半島出身者とその子孫、現在の韓国籍、
      朝鮮籍、日本籍の総称として使っています』とおっしゃっ
      てますが、このとおりですか」
朴実    「はい」
原告ら代理人「あなたのこの定義から言いますと、帰化された韓国籍、
      朝鮮籍の方、それから定住している韓国籍の方、あるいは
      朝鮮籍の方、それから混血の方、すべてを含むと考えてい
      いわけですか」
朴実    「はい」
原告ら代理人「そういう在日朝鮮人の方は、今日本にどの程度在住され
      ているんでしょうか」
朴実    「外国人登録法で登録した韓国籍、朝鮮籍者が約七十万人
      弱ですけど、おります。それら帰化したのが一五万人少し、
      そしてその子孫は二十数万人、これは推計にしかすぎませ
      んけれども、おります。それから日本人との混血者で日本
      国籍者も約二十万人近くおります、これも推計ですけど。
      合計すると約一二五万人近くが、私の言う在日朝鮮人にな
      ります」
原告ら代理人「今、日本の全人口一億二〇〇〇万ぐらいですか、そのう
      ちの一パーセント強の在日朝鮮人の方がいらっしゃるとい
      うことですか」
朴実    「はい」
原告ら代理人「京都ではどうでしょう」
朴実    「京都では韓国籍,朝鮮籍者は一年ほど前の法務省の統計
      では、京都府下で五万弱です。四万七〇〇〇人少しいます。
      けれども、それは日本籍者が含まれていません。京都は全
      国の在日朝鮮人の数の約七パーセントを占めていますので、
      その類推から言って、それに加えて三万五〇〇〇人から四
      万近く、日本籍者がいるものと思われますので、合わせる
      と八万五〇〇〇人から九万人近くなると思います」
原告ら代理人「京都は人口の七パーセント相当の在日朝鮮人の方がいら
      っしゃるというわけですか」
朴実    「京都府下の全人口からいきますと、韓国籍、朝鮮籍は二
      ・六パーセントになります」
原告ら代理人「七パーセントという数字はどうなるのでしょうか」
朴実    「日本にいる在日朝鮮人全体の七パーセントです」
原告ら代理人「いずれにしても、京都は他の地域、もっと多い府県があ
      ろうかと思いますが、全国的には在日朝鮮人の方が多い府
      県ということになるんでしょうか」
朴実    「はい、そうです」
原告ら代理人「あなたは、その一員であると、こういうことになるわけ
      ですね」
朴実    「はい」
原告ら代理人「陳述書を読ませていただくとね、幼少のころかた苦労さ
      れてきた、日常的な差別の中で悩んできたということがよ

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04月25日(木)
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