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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 会社の生命は永遠です
ない」「飛行機から降りた後、いかに刃物を入手したか」「なぜ偽名は
山崎四郎なのか」……と数々の疑問が投げかけられている。ネットの匿
名氏(一部、実名氏)が真偽不明の他殺説を流している。
自殺か、他殺か−−かつて、メディアは独自に調べたものである。出
来の悪い事件記者の僕でも、ダグラス・グラマン疑獄事件のキーマンが
ビルから飛び降りた時(79年2月1日)、彼と最後の食事をした人、
彼が最後に電話をした相手を探し出し、彼らの証言からやっと「自殺」
と判断した記憶がある。
半月たって、週刊文春が「現場に、夫人が『主人のものではない』と
断定する血の付いたサッカーシャツが残されていた」と報じた。現場に
第三者がいた? 渾身(こんしん)のスクープ?
ネットが世論を形成する時代がそこまでやって来ている。しかし、ど
この馬の骨か分からない匿名氏に“歴史のデッサン”を任せていいのか、
という疑問は常について回る。
既存のメディアが「権力の発表」を鵜呑(うの)みにし、ある時はネッ
トに惑わされ、ある時は「署名の誇り」を忘れると……“歴史の偽装”
に加担することになる。メディアの正念場だ。(専門編集委員)
毎日新聞 2006年1月31日 12時57分-14時00分)
02月01日(木)
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