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Kenの日記
by Ken
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■小倉から「藍の島」へ


明日から天気が崩れるというので土曜日の今日「休み」をとって外出してきました。目的地は小倉から12Kmほど北にある「藍の島」(通称:猫島)です。全国各地に「猫島」がありますが北九州ではこの藍の島が有名なようです。「藍の島」へは小倉から渡し舟(片道400円)で渡ります。戸畑まで車で出てそこから鹿児島本線の電車を乗って小倉まで行きました。「藍の島」へ向かうの渡し舟は小倉駅の新幹線口(北口)から直ぐの桟橋から出ていました。

渡し舟の客は「釣り客」「猫見物客」「工事関係者」とかなり風変わりな組み合わせだと思いました。約30分の船旅で渡し舟は藍の島の小さな桟橋に着きました。そして直ぐに猫見物の始まりです。

藍の島の猫は殆どが「去勢猫」なので「一代限り」で命を終えます。従って将来猫人口は減っていくし、子猫の姿をみることはありません。少し寂しい感じがします。丁度ボランティアの人が居たので話を伺いました。島民と猫ファンとボランティアで話し合った結果だそうです。

この日は日差しが強いものの気温はそれほど高くないので猫の姿は多くは見られませんでした。それでも人懐こい猫があちらこちら居て散歩していると寄ってきます。去勢済みの猫が老後を過ごすという「猫島」はそれなりに静かでのんびりしています。餌が十分あるらしく毛繕いの時間が多いようで殆どの猫は身綺麗にしています。

藍の島で「猫」より興味深かったのは、島内に駐車している「車」にナンバープレートが無いことです。島の方に聞いてみると、島には「お巡りさん」はいないし、信号も無く、スピードを出せる広い道もないから、多くの島民は本土から「廃車」を買ってきて島内の移動手段に使っているのだそうです。ガソリンは魚を市場に運ぶついてに小倉か下関で買ってくるのだそうです。のんびりしたものです。

「藍の島」見学の後は小倉駅に近い小倉城を見てきました。ちょうど桜祭りが行われていて、桜の開花はまだほんの少しですが、春を待ちきれない花見客が大勢繰り出していました。


03月26日(土)
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