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Kenの日記
by Ken
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■遍路1日目(足摺岬を目指す)
朝7時20分過ぎに高速バスはJR高知駅につきました。社内アナウンスでは徳島道が通れなかったため、高松道に迂回したと言っていました。それでもほぼ定刻に到着することができました。新宿から高知駅までバスは雨の中を走っていましたが、高知駅では雨はほぼ止み「窪川」では太陽が顔を出す良い天気となっていました。ここのところ西日本は台風も上陸せず東日本に比べると良い天気が多いような気がします。

窪川に停車する「特急しまんと」は8時30分発。徳島駅で朝食をとることにしましたが「うどん」とか「そば」の店はまだ閉まっていてお洒落なモーニングサービスを提供するレストランが開いていました。仕方がないので万国共通のトースト・コーヒーの朝食を頂きました。JR窪川駅には9時28分に定刻通り到着しました。高知駅には「アンパンマン弁当」とか「アンパンマン」を描いた列車が停車していました。高知はアンパンマン作者の「やなせたかし」と関係が深いのかもしれません。(注:父親の出身地で本人を嘗て住んでいたようです) 岩本寺で遍路再開のお参りをしていよいよ歩きはじめです。

今日は遍路再開初日であり、午前10時30分という遅い出発なので、歩き行程は27Kmにしました。目指すのは黒潮町の民宿「たかはま」です。民宿のご主人から「同じ列車で歩かれた方が夕方6時30分に着いた」と電話で教えてもらっていたのですが、私は4時30分に着くことができました。しかし初日の27Kmは少しきつかったです。「まめ」はできませんでしたが足の筋肉痛はかなりのものでした。

民宿の客は私一人だったのでゆっくり風呂を使い、洗濯もきっちりできたので疲労をかなり回復することができました。窪川から黒潮町までの遍路で二人の方からお接待を頂きました。歩道ですれ違った農家のおばさんからは高知出作られている「ぶしゅかん」二つを頂きました。また山からの湧き水を汲んでいたおじさんからは「焼き栗」を頂きました。このおじさんは特攻隊の生き残りだと言って、車に積んでいた写真集を見せてくれました。

第37番岩本寺から第38番の金剛福寺までは「80.7Km」離れていて、四国88箇所の札所間の中では最も長い遍路道なのです。平地の平均歩行速度「時速4Km」で歩くとして20時間かかります。遍路初日にはあまり無理をしない方が良いので、岩本寺から27.5Km離れた民宿「たかはま荘」まで歩くことしました。丁度彼岸花が咲き始める時期なので遍路道のあちらこちらに彼岸花を見ることができました。

「民宿たかはま」の客は私一人だけでしたが、シルバーウィークの連休になると混雑することでしょう。「民宿たかはま」のご主人は相撲が大好きだそうで今場所元気の良い高知県出身の「栃王山」を応援していました。高知県は相撲が盛んなようです。民宿の飼われている黒猫(クロ)は犬のように「リード」で繋がれていました。これは高知県で良く観られる光景です。大変毛並みの良い猫でした。
09月17日(木)
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