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Kenの日記
by Ken
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■予想外の大差
昨日ギリシャで行われた国民投票の結果が明らかになりました。今回の国民投票は「EU・IMF等が要求しているギリシャの緊縮財政策」に対する国民投票であり、結果はEU等の緊縮財政作受け入れへの「NO」が6割以上に達しました。投票前にはギリシャ国民は最後には良心を示して財政緊縮策を受け入れ賛成が勝利するだろうと思っていました。しかし結果は逆になってしかもNOはYESを大幅に上回る結果となりました。
この国民投票は「EUには残留することを前提にし、しかもEU・IMFの緊縮財政策の中身を詳細に占めさずに国民にYES/NOを問う」というギリシャのとって大変都合の良いものでした。ギリシャの国民はEUに残留しながらも更なる厳しい耐乏生活は拒否し、EU諸国の支援に縋ろうと言う大変自分勝手な道を選んでしまいました。これはチプラス首相の狙い通りの結果でした。
ギリシャのチィプラス首相はこの国民の支持を得て更に強硬にEUに対する財政支援継続・緊縮策の見直しを迫ることになることでしょう。一方でドイツのメルケル首相をはじめとするEU・IMF・ECBの指導者達はどのような対応策を採るのでしょう。まだはっきりした動きはありませんが、ここまで来たらギリシャに「ユーロ」から離脱してもらうしか方法はないと思います。
ギリシャの国民投票が予想外の「得票差」を持ちながら開票作業が進んでいるのと同じ時間帯で女子ワールドカップサッカー決勝の「日本対アメリカ」が行われました。開始早々アメリカが立て続けに得点して前半だけで「4対1」の差がついてしまいました。結局フルタイムで「5対2」というスコアでアメリカが優勝しました。アメリカは3回目のワールドカップ制覇となります。
アメリカチームは強いとは思っていましたが日本チームがこれほどの大差で負けようとは思っていませんでした。バンクーバーにはアメリカ副大統領をはじめアメリカの応援団が大勢駆け付けました。圧倒的な数のアメリカ応援団の圧力に日本チームは立ち上がり固くなって動きが鈍くなっていたと思われます。一方のアメリカの選手は全く逆で応援の声に鼓舞されて最初からトップスピードで試合に臨んでいたのだと思います。日本の選手が「おかしいな・こんなはずではない」と訝っている間に4点リードされてしまいました。それは開始から「3分、5分、14分、16分」の得点です。2分間の間に2点取られることを繰り返してしまいました。残念ながらこうなっては試合になりません。
07月06日(月)
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