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Kenの日記
by Ken
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■中国で鳥インフルエンザ発生
2013年春に中国・香港等で流行した「H7N9型鳥インフル」が昨年秋以降再び流行の兆しを見せていて、この「H7N9型鳥インフルザ」は「パンデミック」に繋がる危険性が増しているという報道がありました。香港での研究によると、鶏が伝染する「H7N9ウイルス」は変異しやすい遺伝子構造を有しているため、鶏から人間に感染してから人間の体内で突然変異して「人から人への感染するタイプ」に変異する可能性を持っているのだそうです。このインフルエンザの致死率は約3割で毒性はかなり高いインフルエンザです。
一方、今年の「春節」では非常に多くの中国人が日本に押し寄せました。この背景には円安局面の他に今年一月から実施された中国人に対する日本滞在ビザの発給要件の緩和がありました。今年の春節では多くの中国の方が「数次の日本滞在ビザ」を取得しましたので、春節が終わってチャンスがあれば簡単に日本観光にやって来ることが出来るようになりました。次に中国で連休となる時期は「清明節」で、最低でも4月3日からの3連休となります。前後に休暇を取れば日本旅行も可能な連休となります。丁度日本が桜開花シーズンなので多くの観光客が訪れそうです。
もし「人から人への感染力」を獲得したインフルエンザに罹った人が日本の満員電車に乗ったことを考えると非常に恐ろしい事態が予想されるのです。「エボラ出血熱」の場合には飛行機便がかなり限られていたし、西アフリカから長時間のフライトとなるので空港での水際検疫が有効でした。しかし中国国内の多くの空港から日本の地方空港にも飛行機が飛んでいることから、中国でパンデミックが発生した場合には空港での検疫で侵入を防ぐことは相当難しいのではないかと思われます。
03月12日(木)
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