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Kenの日記
by Ken
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■後藤健ニさん死亡
「ISIS」に人質となっていたジャーナリストの「後藤健二」さんが殺されました。1月20日に「湯川さん」といっしょに捉えられたビデオが公開されてから12日目の事件展開でした。この間ヨルダンに置かれた現地対策本部や日本政府は出来る限りの努力をしたと思います。「安倍首相」の指揮の下で本当に頑張っていたと思います。
今回の人質事件において日本政府が「身代金と人質との交換」を拒否した時から、「日本政府」は「ISIS」の取引相手ではなくなりました。日本からは何も取れないことを知ってから「ISIS」の狙いは当然のことながら「日本人人質」を使って外国に捕まっている「ISIS」同胞の釈放を勝ち取ることになりした。
しかし「ISIS戦闘員」を捕まえて裁判にかけている国ならば、逆に「ISIS」に自国民を誘拐される可能性は十分に高くなります。こうした国が「誘拐された自国民」を差し置いて「日本人人質」との交換に応ずることはまずありません。「ISIS」が今回要求した「日本人人質」とヨルダンが拘留しているイラク系の女性テロ犯罪者の交換は最初から取引自体に無理であったと思います。
日本政府のテロには屈しないという「毅然」とした態度は「ISIS」に対して「日本人人質」の価値が思ったより小さかったことを実感させたと思います。「二人の日本人人質」を使って自らの目的(金銭・同胞奪還)を達成しようとした「ISIS」のテロ行為は、人質殺害という憎むべ行為にいたったことで「自らの敗北」を認めたようた格好です。そして今後「ISIS」が同様な誘拐事件を起こしても、ネットで配信される日本からの画像は「日本政府首脳の苦渋の顔」だけということになります。こう考えると「ISIS」の日本人をターゲットにした「誘拐事件」が今後益々発生するとは考え難いと思います。これこそ日本にとっては悲しい「後藤さんの死」を代償にして「ISIS」に与えたダメージではないかと思われます。
02月01日(日)
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