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Kenの日記
by Ken
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■アメリカ・キューバ関係修復
アメリカとキューバがお互いに抑留してきた政治捕虜を交換することに合意し、更に外交関係の修復に進むようです。1960年代のキューバ危機以来外交関係の途絶えていたアメリカ・キューバの関係修復というニュースはアメリカにとって非常に明るいニュースだと思います。ここまで辿りついた背景にはフランシスコ・ローマ法王の話し合いの斡旋があったということです。世界平和のために積極的に行動してきたフランシスコ法王の成し遂げた大きな成果だと思います。
キューバについては今年発生した西アフリカの「エボラ出血熱」では現地に大規模な医療チームを派遣するという他に類を見ない人道的貢献をしてきました。国の体制の違いを乗り越えてアメリカ国内においてキューバに対する評価が向上してきたという背景もあると思います。アメリカ国民、ローマ法王もそうだと思いますが、現在の世界で最も大切にすべきは「人道に関する価値の共有」「そのための具体的な行動」だと考えていると思います。
冷戦崩壊後西側資本主義の勝利で世界共通の価値観は「経済発展・競争による豊かさ追及」であったと思います。発展を謳歌する世界の裏側で貧富の差の拡大とか、貧しさの連鎖があり、気づいてみると世界各地に難しい問題を引き起こすことになっていると思います。そうした時代だからこそ、政治体制とか経済発展段階を超えた普遍的な価値が必要になっていると思います。フランシスコ法王にはまだまだ活躍の場の沢山残されていると思います。
12月18日(木)
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