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Kenの日記
by Ken
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■エボラ出血熱医療関係者の帰国後強制隔離
西アフリカでエボラ出血熱対策に官・民で積極的に取り組んでいるアメリカで、現地で治療にあたった医療関係者の帰国後の「隔離問題」が議論になっています。ニューヨーク州・ニュージャージー州は「国境無き医師団」等で西アフリカでエボラ出血熱治療にあたった医療関係者がアメリカに帰国した場合に強制隔離措置を採ることに決定しました。
西アフリカのシェラレオネで医療活動に従事しニュージャージー州に帰国した女性看護師がこの「強制隔離措置」に会ってかなり酷い待遇を受けたとして、「この措置は全く容認できない極端なもので、基本的人権の侵害だ」と怒りをぶちまけているというのです。こうした措置はアメリカのほかの州にも拡大していて州も政府も難しい問題に直面しています。
この問題は本当に難しいものだと思います。西アフリカに渡ってエボラ出血熱対策に当たる「国境無き医師団」の医療関係者等は自らを危険に晒して西アフリカで人命救助に当たっている「英雄的」な医療関係者です。しかしその結果「エボラウイルス」が感染していて発病し、アメリカにエボラ出血熱ウイルスを持ち込むことになるとそれは非常に危険なことになります。「英雄的医療関係者」に対して社会は当然「賞賛し」「感謝」しなければならない所ですが、実際に「真逆(この表現は好きではないのですが)」な扱いを講じざるを得ない状況になります。
勇敢な医療関係者に十分に感謝を伝えつつ、一方で母国水際で完璧に「ウイルス浸入」を防ぐ方法を探るひつお湯があると思います。そこで提案ですが、西アフリカエボラ出血医療関係者は西アフリカを離れてから21日間第3国(どこかの無人島ののリゾート施設・沖合いの豪華客船など)で過ごすというのはどうでしょうか。
基本的に「当該医療関係者」は完璧に隔離されますが、そこは医療設備が整った豪華なリゾート地でもあるので、そこで十分な休養ができるのです。アメリカ・イギリスのように直接現地に医療関係者を派遣しない国(特に日本などの資金拠出国)は、この程度の「人・金・物」の提供はすべきではないかと思われます。医療関係者向けの支援策については「帰国先が無く」、長期間にわたる活動を余儀なくされる現地の医療関係者にこそ必要と思われます。
10月27日(月)
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