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Kenの日記
by Ken
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■小保方さんの上司の笹井さんの死
SATP細胞で世間を騒がせている小保方さんの上司である「笹井芳樹さん」(理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの副センター長)が自殺しました。小保方さんを含む関係者に宛てた複数の遺書が残されていたということから覚悟を決めての自殺のようです。「STAP」細胞問題でついに人命が失われてしまいました。
「笹井さん」の置かれた立場を週刊誌的にいうと、「IPS細胞」でノーベルを受賞した山中京大教授は「笹井さん」の後任にあたり、山中教授のノーベル賞受賞はライバルの「笹井さん」にとって非常に悔しく何とかして挽回したいと考えていたと思われます。そこに現われたのが「STAP細胞」を信ずる「小保方さん」でした。「笹井さん」は「IPS」細胞より製法が簡単で優れていると言われる小保方さんの「STAP細胞」のアイデアに飛び付き、詳細な検証をしないまま世の中に大々的に発表してしまったという構図でした。
4月に会見した「笹井副センター長」は優秀な学者らしく非常に冷静でした。しかも肝心な「STAP細胞製造」に関する責任は上手くかわすなど、世間に付き合いでも非常に対応上手であることを示していました。その時は「STAP細胞」の存在についても完全否定をしていませんでした。「STAP現象を前提にしないと説明できない部分がある」と発言して「STAP細胞存在の含み」を残していました。また「STAP細胞」騒動の渦中にあった3月には「上原賞(賞金2000万円)」を受賞しました。STAP細胞問題から辞退の可能性が喧伝される中で、自信があったのか辞退せずに賞を受け取りました。線の細い秀才タイプの学者であったらとても世間に顔向けできないだろうと思っていましたが、これらの対応を見ていると結構「太太しい面」を持ち合わせているのだなと感心していました。
しかし、その「太太しい面」が最後にこういう結末に繋がってしまったのだと思います。勉強は出来るけど「運動が苦手」とか「女性に弱い」とか、「秀才笹井さん」は自分の弱点を認めるべきだったと思います。あるいは「失敗」を素直に認めるべきだったと思います。4月の会見は一見謝罪したように見えますが、本当は「強がり」を通す苦しい言い逃れ会見だったと思います。「笹井さん」に助言するシニアの研究者がいなかったのでしょうか。
08月05日(火)
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