ID:85567
Kenの日記
by Ken
[99163hit]
■大型台風8号沖縄に接近中
大型で非常に強い「台風8号」が沖縄本島に接近しています。異常気象の影響なのか分かりませんが、最近は過去の大型台風と比べても大型で何年かに一度来るような最大級の「台風」が毎年のように発生している来ている気がします。昨年11月にフィリピン南東部を襲った台風「Hayan(ハイアン)」(日本では台風30号)は物凄い高さの高波を発生させ、フィリピン東部の島々に壊滅的な大被害を与えましたことは記憶新しいところです。
ところで「台風の名前」のことですが、日本ではその年の発生順に「台風○○号」と日本語で読んでいますが、海外では国際気象機関のリストに基づいて命名される名前で呼ばれることが一般的なようです。昨年の台風30号は国際的には「台風Hayan」で通っています。フィリピンでの固有名は「Yolanda」と言うのですがインターネット英字ニュースでは統一して「Hayan」と呼ばれていました。
台風の名前は台風情報を識別するために異なるアルファベットの頭文字の名前リストから採られるのですが、これは台風が複数の国に影響を与えるあるいは通過することとなるので、行き違いを無くすために共通した名称で呼ばれる必要があるからです。しかし日本は相変わらず日本固有の「台風○○号」を使っています。日本もそろそろ国際的に通用する名称を使うかあるいは「併用」する必要があると思います。
今年の春にフィリピン人船員を乗せたケーブル敷設船が横浜に寄港した時にフィリピン人船員と「台風被害」について情報を聞いたのですが、当然台風の名前は「Hayan」を使いました。多くの台風はフィリピンを襲った後中国大陸・朝鮮半島に向かうか、あるいは日本上陸というルートを取ります。周辺の「国々」と共通な話題となる可能性の高い「台風」はできるだけ各国共通の名称で呼ぶようにしておいた方が会話の役にたちます。
因みに、今回の台風8号の名前は「NEOGURI」と記され、発音は「ノグリー」です。韓国語で「タヌキ」の意味だそうです。昨年の「HAYAN」は中国語で「海燕」だとのことです。単なる数字より「記憶」に刻まれることが容易になると思います。
07月08日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る