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Kenの日記
by Ken
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■ワールドカップグループリーグの明暗
ワールドカップグループリーグの試合が二試合目を迎え、予選敗退チーム・グループリーグ通過確定チームが出始めています。話題はなんといってもスペインとイングランドのグループリーグ敗退です。前回優勝国とサッカー発祥の地の両雄がグループリーグで姿を消してしまうなどとは誰が予想したでしょうか。
但し両国ともどちらかというと過去の栄光を頼っていた感が否めません。イングランドはマンチャスターユナイテッド流の戦い方、スペインはバルセロナ風の戦い方です。イングランドは「シティー、チェルシー」の、バルセロナは「レアル、アトレチコ」の機動力サッカーに盟主の座を明け渡したばかりでした。
そしてスペインでバルサを抑えた「レアル」について言うとその主力は、ポルトガルのロナウド、フランスのベンゼマ、ウェールズのベイルなのですから、ナショナルチームがそうした機動力サッカーを体現できていないのも仕方ありません。スペインのリーガ、イングランドのプレミアリーグでは南米・アフリカの優秀選手が沢山活躍していますが、彼等は出稼ぎ先のリーグではそれに順応して活躍しているのですが、身体能力の高い南米・アフリカの選手は何時でも「機動力サッカー」を実践できるのだと思います。
日本代表の戦い方を見ているとつくづく「サッカーの質の差」を感じます。それは一言でいうと「スピード」です。当然ですが「スピードのあるドリブル」においてはボールコントロールは非常に難しくなります。全速力で走るプレーヤーへのパスは、歩いているプレーヤーへのパスよりスピードと正確性が格段に求められます。全速力で走っているプレイヤーが遠くからの早いパスをもらう場合には、自分の足元に落とすために全身を使ったボールコントロールが求められます。全速力で走るプレイヤーがタックルされて倒れると身体へのダメージはのろのろ歩いてる場合とは格段に違うでしょう。タックルで倒されてもすぐ起き上がって走り続けることができるような強靭の筋肉が必要になるでしょう。スピードのあるサッカーとのろのろ歩くサッカーとでは、求められる身体能力・技術が格段に違うのだと思います。日本代表チームは残念ながらスピードサッカーに対抗できるだけの技術・能力を有していないと思えます。そんな中でも「走る」ことを求められるポジションの「長友・内田」は希望の星です。
今回のワールドカップでは南米・アフリカ・ヨーロッパでも普段は比較的目立たない国(ベルギー・オランダ)の活躍が目を引きます。自分の国に強豪ひしめくリーグな無くとも外国で活躍する機会が増えているのでしょう。プレミアリーグ、リーガ等の「金持ちリーグ」のお陰だといえます。もう一つ気がついた特徴ですが、「変わったヘアースタイル」が国を問わずに流行っていること。昔の「モヒカン刈り」みたいですが、バラエティに富んだ「刈り上げスタイル」とでもいうのでしょうか。世界各国のチームの選手に見られます。ひょっとしてブラジルの「散髪屋」が流行らしているのではないでしょうか。
06月22日(日)
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