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Kenの日記
by Ken
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■サッカーワールドカップいきなり日本人審判団話題提供
ブラジルサッカーワールドカップはいよいよ始まりました。開会式に引き続いて最初の試合である「ブラジル対クロアチア」の試合が行われ「3対1」でブラジルが好スタートを切りました。この記念すべき開幕試合の審判はなんと日本人審判団が勤めました。メインは西村さんというもちろん国際審判ライセンスを持つ方ですが、同点で迎えた後半にクロアチア陣内で「PK」を判定し、これをネイマールがキチント決め手ブラジルが勝ち越しを決めることとなったのでした。

録画映像でその「PK」判定となったシーンを見ましたが非常に微妙な状況だと思いました。毅然とした態度でPKを言い渡した西村さんの審判態度は良しとすべきですが、そのPK判断が正しかったかというと、私は非常に疑問を持ちました。クロアチアゴールに迫ったブラジルの選手がクロアチア選手に引っ張られて転んだのですが、その転び方は「8割方」自ら転んだように見えます。あのシーンでは「PKに当たらない」と判定しても全く問題無いと思われました。

審判は「公正な試合のために反則を罰する」とともに「両チームにある種のメッセージを送ってフェアでかつ流れが止まらない魅力あふれる試合を促す」責任もあると思います。今後もあの程度の行為で「PK」が与えられるとなれば、各チームはどんどんそのような行為を繰り返すこととなってしまいます。審判は毅然として自分の理想とするサッカーを実現すべく指導していくべきで、この場合むしろ反則を取らないでゲームを続けさせ、両チームにフェアなプレーを励行させる「シグナル」を送るべきだったと思います。

というのも、今回のワールドカップはたぶんスピードサッカーのオンパレードになると思うからです。パスさっかーではなく、走るサッカー・ドリブルで相手を抜いていくサッカーが主流となってきました。そういうサッカーを円滑に運営するためには、審判もそういう「サッカー観」を持たなければなりません。日本のJリーグあるいはワールドカップアジア予選と、南米・ヨーロッパのサッカーのレベルの差が現われてしまったような気がします。
06月13日(金)
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