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Kenの日記
by Ken
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■ワールドカップ日本代表不安
サッカーワールドカップ日本代表日本での最後の試合がキプロスを相手に行われました。ヨーロッパで活躍するメンバーも全員合流して、来月始まるワールドカップに向けた最後の練習試合でした。結果は1対0で日本が勝ちましたが内容においてはランクが下のキプロスの方が「イキイキ」とそしてチームワーク良く動いていたと思います。日本代表メンバーには「代表に選抜された悦び・わくわく感」が感じられず、チームとしての「連帯感」も無くこのままでは予選リーグ突破は大変難しいと思いました。そうなってしまった理由を考えてみました。

@本田・香川・遠藤の「成長がストップ」
この3人は文句なく日本代表の中心選手ですが3人とも自分の限界を打ち破れていません。本田・香川は日本・アジアではエースでもミラン・マンUにおいては出番がないように世界のトップ選手とは見なされていません。本人の能力の限界かもしれませんが、その限界を打ち破るだけの覇気が感じられません。移籍話がでてくるのは時間の問題だと思います。遠藤の「J2」という活動の場ではどう考えても世界トップクラスのサッカーを体験することはできません。この3人がそれぞれ自分の能力を磨く上で都合の良いチームで活躍しどんどん成長していた時代は日本代表にも活力がありました。現在停滞した主力3選手には輝きが無く、各人の「焦り」がそのままチームに現われてしまっています。

A「本田・香川・遠藤」に遠慮するJリーグ組
Jリーグ組はどうしても「本田・香川・遠藤」に遠慮があります。チャンスではこの人にボールを譲るし、ピンチではこの3人が何とか打開してくれるだろうと期待してボールをどんどん3人に供給します。そしてその結果日本代表が負けても自分の責任を感ずるよりは給料の高い「本田・香川・遠藤」の責任に原因を求めることになります。Jリーグ選手は本田に球を集めて本田がミスをすると「本田が自分達と遜色ないレベルだ」と見て密かに「妬み解消した気分」を味わってはいないでしょうか。本田はあくまでも11人のチームの一人に過ぎません。キャプテンは長谷部です。Jリーグ組みは欧州組みの鼻を明かすようなプレーをするべきです。本田・遠藤・香川を頼らずに、自ら自陣からドリブルで駆け上がって自分で戦況を打開しようとトライするべきです。

この状況を打開するには以下のような取り組みが必要になるでしょう。

@キャプテン長谷部を中心にしたチームワークの再構築
本田に物を言えるのは「長谷部」だけだと思います。現在の日本代表は「中田」が率いた2006年代表のような状態になっています。当時は中田一人⇒今回は「本田・香川・遠藤」。ここは長谷部が長友・岡崎・内田等の信任を取り付けて「本田の鼻をへし折る」ことが必要だと思います。今回選出された代表に「中山」のような「根性丸出し選手」がいないのもマイナス要因ですが、この役を「吉田・川島」が担うべきです。このチームワーク再構築がない限り予選突破は難しいでしょう。

A「内田・岡崎」の成長は著しいので「上り坂選手」を有効に使うべきだと思います。そして日本代表の得点のチャンスは「カウンターアタック」しかないと全員が認識すべきです。遠藤を起点としたパスサッカーは世界トップクラスのチームを打ち破ることは困難です。そのためにはドリブルで駆け上がる選手とそれをフォローする選手を確保しなければなりません。今のところ「内田・岡崎・長友・伊野波」がその候補です。残難ですが「大久保」は身体がトップクラスのように鍛えられていなくて走り続けることは難しいと思います。清武も身体の鍛え方が足りないと思います。

本田・長友が「優勝」を口にするならそれなりの作戦・闘い方を提示すべきです。世界トップに比べて明らかに戦力的が落ちる「日本代表」がどのように闘うのか。「神風・特攻隊」的な発想ではなくて「宮本武蔵」的な臨機応変・実践的な戦いを期待します。
05月29日(木)
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