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Kenの日記
by Ken
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■世論調査
日経新聞の世論調査によると、
「憲法改正でなく憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使を容認することに「賛成」の回答が28%、「反対」の回答は51%。集団的自衛権行使自体に関しては「使えるようにすべきだ」が37%で「使えるようにすべきではない」は47%」であったそうです。日本国民の多くはまだ十分に冷静にかつ平和を守る立場で考えていることを示すものであり安心するとともに嬉しく感じました。
阿倍首相が良く考え、知恵を出し、すごく努力して政権運営を行っていることは理解しますが、根本のところで「危うい」と考えるのは私だけではなく多くの一般人が感じているようです。「靖国参拝」を強行して「従軍慰安婦問題」を蒸し返した後、「集団的自衛権行使容認へ」それも「憲法改正ではなく内閣の憲法解釈変更によって」というのはあまりにも「嘗て通過した危ない道」を思い起こさせます。
集団的自衛権行使に向けて審議会を立ち上げて世論に訴え、中国・韓国との和解を難しくする一方で、かなり非現実的な具体的発動状況を想定して国民に危機感を抱かせています。更にフィリピン・ベトナムが中国と「領土問題で揉めている」ことを利用して日本の立場の正当性を声高に主張し「中国の武力に拠る領土拡大戦略」を避難しています。
しかし「尖閣列島」についてはアメリカでさえ日本の施政権は認めても領有権は認めていないのです。元々「尖閣列島問題」は「問題所在の問題」でした。日本は正々堂々と国際司法裁判所で争う手順を踏めば、中国の今日の行動は世界中から非難されていたはずです。このような難しい領土問題は日本こそが「平和的解決」に向けた道筋を提示すべきだと思います。それが先の第二次世界大戦での日本の戦争責任を果たす絶好のチャンスではないかと思うのです。終戦時の日本の国家・国民の決意をもう一度しっかり噛みしめるべきだと思います。
05月26日(月)
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