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Kenの日記
by Ken
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■UEFAチャンピオンリーグ決勝
UEFAチャンピオンリーグ決勝を見ながらこの日記を書いています。試合はスペインマドリードを拠点にする「レアル」と「アトレティコ」。前半の半分が過ぎましたが「アトレティコの強さ」の理由が分かりました。レアルのようなスター選手こそいませんが、フィールド選手10人の緊密に連携した非常に厳しいプレッシャーと拾いまくる執拗なサッカーは凄いです。
この種のサッカーはJリーグサッカーの対極にあると言えます。レアル選手が少しでもトラップをミスするとボールは取られるし、ドリブルしようとする選手は複数の守備で潰してしまいます。試合前にレアルのアンチェロッティ監督は戦力的にアトレティコに劣ると言っていましたが、アトレティコの執拗なサッカーは今のところレアルを押さえ込んでいます。
31分:レアルのベイルの決定的チャンスですがシュートは左にそれました。身体能力を生かしてタイミングをずらしたシュートでした。このミスが試合を雰囲気を決めてしまいそうです。アトレティコから決定的なチャンスを作るのは容易ではありません。
36分:アトレティコが先制ゴールしました。密集でのヘディングボールが大きなループを描いてレアルゴールキーパー「カシージャス」の頭の上を越えてゴールインしました。非常に幸運なゴールですがアトレティコの豊富な運動量が生んだゴールだと思います。
前半終了です。ロナウド・ベイルを中心とするレアルのスピードサッカーはスピードを上げるためにある程度の「スペース」を必要とするのですが、アトレティコの守備はその「スペース」を消しています。それはスマートなサッカーでは決してなく、抜かれそうになった時に最後に身体をぶつけるとか、相手の靴を踏むとかいうものです。それは他のチームの守備より相手との距離を短くして圧力をかけるサッカーです。そうした接触プレーにレアルがペースを掴めていません。その分イエローカードの枚数も増ええいますが。ここまでは完全にアトレティコのペースで試合は進んでいます。レアルがどのように試合を打開するのか。
それにしてもスペインサッカーの多彩さ・激しさには驚きます。今日行われているサッカーは前回ワールドカップでスペインが見せたパスサッカーではありません。ワールドカップチームはバルセロナ主体といっても良いと思います。今日はまた別なレアルの「スピードサッカー」とアトレティコの「全員アグレッシブサッカー」の激突です。鍛えぬいたしなやかな肉体が広いグランドの上で躍動しています。この試合は6月に行われるワールドカップの行方を占うものと言えると思います。
試合後半です。
これまで何回かドリブル突破を見せたアルゼンチン代表の「デ・マリア」のドリブル切り込みが再び決定的なシーンを作りました。今日はロナウド・ベイル・ベンゼマは活躍できませんが「デ・マリア」のしなやかな動きはアトレティ守備を突破しています。アトレティコは身体で突破を防ぎました。ロナウドのフリーキックは惜しくも長身キーパに弾かれました。その後のコーナーキックからの攻撃でもレアルは徹底的にロナウドに合わせますがゴールならず。今日はベールもロナウドもゴールから嫌われている感じです。
17分:セルヒオ・ラモスのセンタリングにロナウドとベンゼマが合わせるもゴールならず。レアルは玉離れを少し早くしてアトレティコの執拗な接触プレーから逃れる作戦に出たようです。それにしてもアトレチィコの執拗さはすごいです。全員が徹底的にカバーしあっているので運動量はすごいことになっています。しかしまだその運動量は全く落ちていません。一点リードを守り抜こうという執念が感じられます。
28分:ロナウドからのベイルへのパス。ベイルの左足のシュートはゴール右に外れました。29分ロナウドのアクロバティックなシュートはゴールポストの上でした。次第にレアルがシュートまで持ち込むようになりました。アトレティコ選手のスタミナが落ち始めた感じがします。
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05月24日(土)
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