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Kenの日記
by Ken
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■違和感のある「世論調査」
以下は1月21日時事通信の報道です。
「時事通信が1月11〜14日に行った世論調査で、安倍首相の靖国神社参拝について尋ねたところ、「参拝すべきだ」と答えた人が56.7%に上った。沖縄県・尖閣諸島をめぐる問題で悪化した対中感情などが背景にあるとみられる。「参拝すべきでない」は26.6%だった。首相は在任中に参拝するかどうか明言を避けているが、参拝賛成の世論が強まれば、首相の判断に影響を与える可能性もある。 調査は全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施し、1292人から回答を得た。(2013/01/21)」
果たして本当に国民はそのように考えているのでしょうか。A級戦犯が合祀された後に天皇陛下が靖国参拝を取り止めていることは多くの国民が知っているはずです。これが最近の尖閣列島・竹島問題を巡る中国・韓国との意見対立に対する感情が原因だとするならば非常に由々しいことです。韓国の朝鮮日報は早速「日本の過半数の国民が首相靖国参拝支持」という韓国国民の対日感情を刺激するような記事を載せました。(韓国のマスコミの書き方も何とかならないものでしょうか。日本人の感情を逆撫でするような論調です)
やはり靖国参拝問題では「戦争責任」と「中国・韓国等の被害を蒙った国の国民感情」を重く捉えて判断・行動すべきだと思います。天皇陛下が正月の挨拶で「東日本大震災での犠牲者に「寄り添う」」という発言をされていましたが、当事者ではなく遠くに住んでいると、過去に関する記憶が「薄れがち」だと思います。(ここで犠牲者の数が双方で食い違っているとかいう議論は無意味だと思います)
1月17日の阪神淡路大震災の慰霊祭でも、震災で親しい人を失った当事者の心の傷はまだ消えていないことはテレビを通じて改めて知りました。自虐的になる必要はないですが、当事者が「忘れられて寂しく・残念な気持ち」を持たないような行動(心を寄せること)に配意すべきだと思います。
01月23日(水)
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