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Kenの日記
by Ken
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■宮城県七ヶ浜でボランティア
今日から二日間の日程で宮城県七ヶ浜町でボランティア活動です。これは休暇を取ってボランティア活動をする社員に対して、会社が旅費・滞在費等を補助するという会社の社会貢献活動と社員のボランティアのマッチング施策です。私の会社の属するグループは昨年の東日本震災直後からこの活動を続けています。私は今年に入って応募していたのですが、ようやくこの夏の時期に当たったという訳です。今回のチームは5人で私ともう一人が始めての参加、残りの3人はボランティア経験者です。そのうちの一人は既に何回もボランティア活動に参加しているベテランの方でした。

ボランティアの場所は宮城県中部太平洋岸の七ヶ浜町です。ボランティアセンター(VC)は七ヶ浜町の高台にあるゲートボールセンタを活用しています。その敷地内にはサッカー場、プールなどのスポーツ施設があります。もちろんボランティアが宿泊するためとかのプレハブ建物も何棟か立っています。その施設自体は高台に建っているので地震・津波の被害が少なかったようですが、七ヶ浜町のその近辺でも海抜の低い平地には建っている建物はほんの少しです。敷地の境のコンクリートの土台とかブロック塀の一部が残っているだけの平地が殆どです。低い土地に建っているのは震災後の建物が多いようです。

平地にある畑も田んぼも津波の泥をかぶり、塩分の多い海水に浸ってしまったために土壌改良が必要となっています。最初の頃のボランティア活動は家屋からの泥出しとか掃除とかの住民生活支援的なものが多かったようですが、現在はそれらが一段落したため、田畑の土壌改良の事前整備の活動が多いようです。一言で言うと田畑に積もった土壌から木材とか石(大小)とか金属類を撤去するというものとなっています。これから本格的な住宅復旧が始まると引越し手伝いとか活動が増えてくるようなのですが、まだそこまではいっていません。

今回二日間の活動でしたが日差しが強くて体力を消耗しました。ボランティア活動にいって他人に迷惑をかけてはいけないので体調管理には気をつけました。七ヶ浜には私達のような団体の他に個人ボランティアの方が来ています。こうした方は会社の補助を当てにすることなく、滞在費・交通費自腹で活動しているのです。そういう方が淡々と我々と一緒に作業されていらっしゃいます。完全に脱帽です。

今回本当に久しぶりの仙台だったので、昔住んでいた「米ケ袋」近辺を散策してみました。約10年前ですが当時はデジカメが無かったのです。今回懐かしい思い出で沢山写真を撮ってきました。
08月30日(木)
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