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Kenの日記
by Ken
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■武蔵浦和で新たなピザ店「SeaHook」
武蔵浦和駅の改札駅の少し南の駅ビルの2階に「SeaHook」というレストランがありました。確か今年始めにオープンした店で欧風料理を小鉢に盛り付けたちょっと正体不明なレストランでした。あまり注目もしていなかったのでこれまで食べたことがなかったのですが、数日前に店の前を通るとなんと「ピザ」と「パスタ」をメインに据えたイタリア料理に変わっていました。激戦のイタリアンに殴りこむあたり無謀とも言えるのですが、物珍しさで今日ランチを食べてきました。珍しかったのは「ピザ窯」です。
ピザ窯の話ですが、料理の形態を変更するときに新しく入れた窯だそうです。埼玉の川越の会社が作っている窯だそうです。店の中央に目立たなく設置されていたのが下の窯です。

「eナポリ500」のホームページ
本場ナポリは基本的に薪窯です。そして薪窯を設置するほど需要のないレストランでは当然コストパフォーマンスの良い「ガス窯」となります。しかし一般的にガス窯では窯の温度が高温に達しないようで、ピザの焼き具合が難しそうに思えていました。今日「SeaHook」さんで見たのは「電気ピザ窯」です。上記ホームページにあるように最高温度「550度」とはすごい威力です。それでいて非常にコンパクトなので、本格的な「ナポリピザ」を手軽にメニューのい入れるレストランが増えそうです。
しかし課題は「ピザの仕上がり」です。本格的ナポリピザの味にどのように近づくか。一方で日本の風土(気温・湿度等)に併せた「日本版ナポリピザ」をどのように定義するのか。この辺りをピザ職人の方には期待したいですね。下の写真はSeaHookさんのマルゲリータです。本場ナポリのマルゲリータとは大分違いますが、これからどんどん勉強して美味しいピザを開発して欲しいと思います。

「ナポリピザ」でいうと差し当たり下記の課題程度が思い浮かびます。
○「ピザ」と合わせて頂く飲み物は?(ビール、ワイン、水、その他?)
○「ピザ」は一人一枚か、それとも複数でシェアする前提か。焼く順序は?
○「ピザ」を食べ終わるまでの時間はどれくらい?(皿の温度を確保)
○「ピザ」の料理方法、素材(生地、トマトペースト、チーズ)と「窯の実力」からどれ位の時間焼くのか? またオイルはどの程度使うのか。
「SeaHook」さんはピザを始めて間もないですが、強い見方の「電気ピザ窯」を得ています。多分火力は安定して高温を確保できるので、薪窯のように窯の状態に気を使う手間は省けます。その手間をピザ素材の準備、焼き加減に振り向けて、美味しい電気窯ピザを作り上げて欲しいと思います。
04月30日(月)
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