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Kenの日記
by Ken
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■ウィーン国立歌劇場オペラガラ
NHKBSで放送された番組を録画しておいた「ウィーン国立歌劇場のガラコンサート」を聞きました。このガラコンサートは同劇場の「アオアン・ホレンダー」総監督の退任を記念して行われたもので、2010年6月26日にウィーン国立歌劇場で催されたものです。

同監督の在任中に新演出で演奏されたオペラからの歌で構成されていて、できるだけその時に歌った歌手が出演しているようです。大変長い番組で次から次と歌手が出てきます。後で再度見るために演奏曲目と演奏者の一覧表を残して置きます。

最初のリエンチ序曲はメータが指揮台に上りました。メータは相変わらず非常に元気でウィーン国立歌劇場と非常に親密な関係を継続しているようです。そういう観点では非常に恵まれた指揮者だと思います。オペラも振れるしコンサートもOKということでオーケストラが演奏し易いのではないでしょうか。この年代で指揮者は以下のような人達がいますが、こうした顔ぶれをみるとメータが安定感があり、ウィーンフィルに溶け込むような感じがします。

ズビン・メータ (1936年)
小沢征爾(1935年)
ロリン・マゼール(1930年)
シャルル・ドュトワ(1936年)
クラウディオ・アバッド(1933年)
エリアフ・インバル(1936年)

出演した多くの歌手の中で感じたこと下記残して置きます。

プラシド・ドミンゴはパバロッティ亡き後のオペラ界の重鎮の地位を確立した感じです。最近指揮もします。しかし指揮者は沢山いますが彼ほどのテナーはいません。今後とも歌を聞かせて欲しいものです。そして聴衆は本家3大テナーの後のスターの登場を待ち望んでいますが、なかなか難しい。

ドミンゴの弟子といえる「ヴァルガス」は「箔」が付いてきました。非常に親しみ易い風貌でいろいろな役が出来るので今後ますます人気が出ると思います。非常に真面目で誠実な感じが好かれると思います。

女性ではネトレプコの存在感が他を圧倒していました。ネトレプコの歌はマリア・カラスの歩んだ道に似ていると思います。オペラの役に成りきるという点で現代の他の歌手とレバルが少し違います。但し出産後大分太りました。あの体形では「できる役」が限られます。これからネトレプコが元の体形に戻れるかどうかが鍵だと思います。

また、ソプラノの「ソイレ・イソコスキ」の丹精で非常に格調の高い歌にはびっくりしました。音程の正確さはもとより声質も非常に透明です。オペラというよりリートに向いている声でしょうか。とにかく心を打つ声の持ち主です。

1. Rienzi: Overture [WAGNER]

2. Introduction by Ioan Holender

3. Die Walküre: “Winterstürme wichen dem Wonnemond” [WAGNER]
PLÁCIDO DOMINGO
ワーグナー 楽劇 「ワルキューレ」 より 「冬の嵐は過ぎ去り」
プラシド・ドミンゴ

4. Il trovatore: “Stride la vampa” [VERDI]
NADIA KRASTEVA
ヴェルディ 歌劇 「トロヴァトーレ」 より 「炎は燃えて」
ナディア・クラステヴァ

5. Les Contes d'Hoffmann: “Hélas! mon coeur s'égare” [OFFENBACH]
EITH IKAIA-PURDY / BOAZ DANIEL / ELIANE KOELHO /MICHAELA SELINGER
/ MARCUS PELZ / HERWIG PECORARO
オッフェンバック 歌劇 「ホフマン物語」より「ああ、僕は心を失って」
キース・イカイア・パーディ (ホフマン)
ボアズ・ダニエル (ダペルトゥット)
エリアネ・ケルホ (ジュリエッタ)
ミヒャエラ・ゼリンガー (ニクラウス)
マルクス・ペルツ (シュレミル)
ヘルヴィヒ・ペコラロ (ピティキナッチョ)

6. Così fan tutte: “Un'aura amorosa” [MOZART]
MICHAEL SCHADE
モーツァルト 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」 より 「恋の息吹は」
ミヒャエル・シャーデ (フェランド)

7. Così fan tutte: “Sorella, cosa dici? … Prenderò quel nettino"
BARBARA FRITTOLI / ANGELIKA KIRCHSCHLAGER

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11月22日(月)
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