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Kenの日記
by Ken
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■NTTフィルハーモニー演奏会
NTTフィルハーモニー管弦楽団の第25階演奏会を聞いてきました。場所は池袋の東京芸術劇場大ホール、指揮は松岡究氏。曲目は以下の通りでした。

ブリテン:青少年のための管弦楽入門
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)



演奏会が日曜日の午後からだったので池袋東京芸術劇場近くのレストランで昼食を取ることにしました。芸術劇場の西側に各国料理レストランがあることは分かっていました。今日はインド料理の「GARA」で昼食を食べました。丁度今日出演するNTTフィルの弦楽器セクションの方も昼食を食べていました。ここのカレーは「ニューデリー」から来たシェフが作っているようですが、日本人に合うようにアレンジして辛さを抑えているようでした。ちょっと物足りなったです。

演奏会ですが芸術劇場は7分の入りだったでしょうか。雨の日曜午後のアマチュア演奏会にしては客は入っていたという印象です。曲目がブルックナーの7番をメインとするもので少し地味なのですが、しっかりしたサポータが聞きに来ていたのでしょう。私は前回ベートーベンの「皇帝」とメンデルスゾーンの「イタリア」を聞いて今回ブルックナーを聞いてみようとおもったのでした。

最初のブリテンの管弦楽入門ですが、大曲の前のサブとしては少し違和感がありました。各セクションに「腕自慢」が揃っていることをアピールするには絶好の曲ですが、腕自慢よりは「音楽自慢」を聞きたいところでした。終曲のフーガがかなり難しい曲ですがさすがに人材豊富なNTTフィルだけに聞かせてくれました。

休憩の後はブルックナー。休憩時間に飲んだワインで適度にリラックスして聞くことができました。一楽章はいきなりチェロの出だしが揃いませんでした。トップの「Tさん」は以前に一緒に仕事をした仲間です。高校・大学とチェロを続けてきた腕自慢です。Tさんの熱演にも拘らず全体的にチェロセクションの音量が少し足りない感じでした。一楽章は少し硬いかなという感じでした。それとトップフルートが1stバイオリンと同じ旋律を演奏して、音に丸みを持たせる部分が多いのですがフルートが重なった効果があまり感じられませんでした。

ニ楽章は交響曲全体の中心です。ワーグナーチューバが活躍するのですが、今一歩音に力が感じられませんでした。NTTフィル全体に言えると思いますが、奏者の演奏技術のレベルはかなり高く、各セクションの音程・音色は素晴らしいのですが、音のエネルギーが少し小さい感じがするのです。例外はクラリネットとホルンでしょうか。この二つのパート(クラはセカンド)は物凄い演奏意欲が表に現れていました。ニ楽章最後の和音は素晴らしかった。こういう場所は本当にプロ顔負けです。3楽章は何と言っても冒頭のトランペットなのですが、上手く吹いているのですがエネルギーが小さいので感動に至りません。これはトランペット・トロンボーンに共通した課題だと思います。

終楽章は交響曲全体を締め括るには小規模で演奏効果を出すには難しい曲だと思います。それなりに音楽が処理されて一応ブルックナー的に進んでいくのですが心に響いて来る「何か」が少ないのです。何時も「燃えるコバケン」のように演奏するのは無理だとしても「音楽が今この時に生まれている」感じがないのはどうしたことでしょう。今では学生オケでもどんどん取り上げるブルックナーです。アマチュアであっても学生のような「勢いのある」演奏を期待して出かけたのですが、カレーと同じで少し期待外れでした。
06月21日(日)
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