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Kenの日記
by Ken
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■スリランカ内戦激化(19)
スリランカ大統領の「ラジャパクサ氏」は訪問先のヨルダンから帰国して会見し、反政府ゲリラ組織「LTTE」との戦いに勝利したとの談話を発表したもようです。実際政府軍はインド洋に面する非常に狭い地域にLTTEを追い詰め、近く最終攻撃に着手すると思われます。下はBBCページに掲載された記事です。
The Sri Lankan president has declared a military victory over the Tamil Tigers after 26 years of bloody civil war.
Speaking on a visit to Jordan, Mahinda Rajapakse said he would return home to a nation totally free from the "barbaric acts" of the rebel group.
However, senior officials told the BBC fighting rages on in a tiny area of the north-east where the Tigers' leadership is said to be cornered.
More than 70,000 people have died in the bitter war for a Tamil homeland.
「LTTE」側については、有力幹部の死亡が再三伝えられる中、リーダのプラバカラン氏はまだ指揮を取っている模様で、既に陸・海・空の退路を完全に絶たれた「LTTE」は最後の抵抗と集団自殺を覚悟しているようです。今回のスリランカ北部を戦場とした政府軍の戦いは、一見政府軍の勝利と見えますが話はそれほど単純ではありません。
オランダのスリランカ大使館が海外に逃れた「タミールの人々」によって攻撃されたように、迫害を逃れて海外に渡ったタミール人は沢山います。こうした人々の支援によって祖国スリランカのLTTEは戦いを継続してこれたのでした。更にスリランカ島の東にはインドのタミール・ナド州があり、ここはタミール人の州で「LTTE」に同情している人々は沢山いるのです。
今回26年に及んだスリランカの内戦が「LTTE軍」の悲惨な「全滅」という結果に終わった場合、タミール人の恨みは未来永劫の消えることはないでしょう。アメリカを始めとした国際社会の停戦要請に対して、スリランカ政府が強行な姿勢を崩していません。ここ数日の政府の行動が未来の更なる不幸を生むことにならないよう願っています。
05月16日(土)
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