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Kenの日記
by Ken
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■ムラビンスキーの「未完成」等

「ムラビンスキー」の新発見の音源のCDがでました。HMVで試聴したところ録音状態が素晴らしく、当然ながらその音楽の水準はとんでもなく高いので即購入しました。家で聞いて見ましたが予想通り、何年かに一回出会えるかどうかの「CD」だと思います。
演奏曲目
シューベルト:未完成交響曲
チャイコフスキー:交響曲第4番
ムラビンスキー指揮、レニングラードフィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年4月24日
収録場所:モスクワ音楽院大ホール
HMVのホームページでは、このCD音源について以下のようなコメントを載せています。
「ムラヴィンスキー未知音源のリリース、それも驚愕のステレオ録音です。1959年4月24日モスクワ音楽院大ホールで行ったレニングラード・フィルのコンサート。同じコンサートのモノラル・ライヴ録音が、かつてRussian Discから出ていましたが、今回の発売元のPraga digitalsによれば、当時駐露フランス大使館の職員が会場で密かに収録した別音源とのこと。日本ムラヴィンスキー協会天羽健三氏著のムラヴィンスキー・ディスコグラフィによると、ムラヴィンスキーは1959年4月下旬から5月にかけてモスクワにいたものの、4月24日にはコンサートを行った形跡がなく、日時が正しいのならばリハーサルの可能性が高いとのこと。また5月に同地で行った同じプログラムのコンサートは、レニングラード・フィルではなくソヴィエト国立交響楽団を指揮しており、当盤と同様の表示をしているRussian Disc盤に疑問を投げかけています。キング・インターナショナルではこの事実をPraga digitals に伝え、事実確認を求めましたが、表示通りで間違いないという返事を受け取りました。」(HMVの記事引用)
このCDには客席の音とか拍手が全く収録されていないことから、通しのリハーサルを収録した可能性が高いと思います。また「レニングラード・フィル」も「ソビエト国立オケ」のひとつですから、「ソビエト国立オケ」の主力メンバーとしてムラビンスキーが手兵メンバーを沢山連れてきていたことも十分考えられるでしょう。とにかく弦楽器(特に1stバイオリン)、管楽器・打楽器の全てのパートが抜群に上手です。そして各パートが指揮者の指示にぴったりと着いて行っています。これだけの演奏はなかなかできるものではありません。
録音も素晴らしいです。「フランス大使館員が会場で密かに録音した」というのは信じられません。左右の音のバランス・広がりは大したもので、フランス大使館員がプロの録音技師を連れてキチンと録音したというのが真実ではないでしょうか。
このCDを魅力的にしている要素としてCDケースに使われている「絵」が素晴らしいと思います。この絵は「Boris Mikhailvich Kustodiev」が1916年に描いた「ステンカ・ラージン」です。ステンカ・ラージンが決然とボルガを航行しているところです。チャイコフスキーの4番の勇壮な交響曲とぴったりの絵だと思います。このレーベルは良く考えてCDケースを作っていて高官が持てます。
05月08日(金)
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