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Kenの日記
by Ken
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■コバケン先生の第九

演奏会の後にサインする「小林研一郎」先生。
今日は今年の聞き納めで「コバケン先生の第9演奏会」に行ってきました。会場は池袋の東京芸術劇場。「日フィル第9」の初日です。会場は満員。コバケン人気は凄いです。私達にとってはソプラノの「菅英三子」さんも注目。先月のトリトンでのリサイタルに続いての連続になりました。
前半は「勝山雅世」さんのパイプオルガン。正直第9の前の「前菜」としては物足りないというか、趣味が違うというか。バーバーとか最近の作曲家の作品ですが面白みに欠けました。聴衆は第9を期待しているだけに少し拍子抜けでした。
さて「コバケン先生」ですが将に現代日本最高の「指揮者」だと思います。会場に集まった聴衆は皆「感動」を期待していることが分かります。今日も色々な場面で感ずるところが有りました。
○うなり声が聞こえるような気がしました(3階最前列ですが)
○楽章の合間には指揮台から降りて、楽員をリラックスさせます。
○第9の三楽章に入る前ですが、ファゴットと息が合わなかったのか、構えてをやり直し、更に一旦指揮台から降りて仕切り直しをしました。
○演奏の後には恒例の舞台挨拶。
音楽には直接関係無いようにも思えますが、聴衆も演奏する側も「コバケン線先生」の術数にはまってしまいます。音楽はというと「第9」が非常に短く感じました。1楽章、2楽章でキチンと繰り返してもらってもっと聞いていたいと気持ちでした。3楽章の美しさも特筆もので、今年秋に聞いたマーラーの5番を彷彿とさせてくれました。
4楽章も非常に短く感じました。非常に細やかにテンポを動かすので、色々な表情を聞き取ることができて新鮮に聞こえたからでしょう。4人のソロは非常にバランスを考えた歌唱でした。3階席なのでそう聞こえたのかもしれませんが演奏者の皆さんが「コバケン」の音楽に感動している証拠だと思います。とにかく、何時も感動を与えてくれる「コバケン先生」です。来年もできるだけ多く聞きたいです。
12月18日(木)
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