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Kenの日記
by Ken
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■将門ゆかりの坂東市

坂東市の図書館・音楽ホールが入っている「ベルフォーレ」の正面にある「平将門」騎馬像。広場で自転車に乗って遊んでいた小学生くらいの子供達に「誰か知っている?」と聞くと、「知らない」と言う返事。別の子供は「徳川家康?」という答えが返ってきました。小さい子供には知られていないのですね。

坂東市郊外の延命院にある「平将門の胴塚」。
今日は真夏のような天気で「暑すぎるかな」とも思ったのですが、思い切って妻をさそって平将門ゆかりの茨城県坂東市へ行ってきました。坂東市は平成17年3月に旧岩井市と旧猿島町が合併してできた新しい市です。茨城県の地図がないので千葉県の道路地図、インターネットで検索した坂東市の観光案内地図をたよりに行ってきました。
外環状線、常磐道を経由して谷和原インターで高速道路を降り、水海道市を抜けて坂東市に入りました。まず今回の訪問の「延命院」の「平将門の胴塚」を訪れました。東京千代田区大手町にある「首塚」とは約50Km離れています。将門の胴塚自体が「神田山(かだやま)」と呼ばれいて、このあたりの地区は神田山と言いますが、将門を祭っている神田明神と関係があるのです。
将門胴塚のある延命院には広い境内と大きな木が沢山ありました。今日は真夏のような日差しでしたが、「鶯」が見事な声を聞かせてくれました。色々な鳥の声に包まれている延命院付近は本当に長閑です。少し起伏のある大地になっているので、どこか奈良の飛鳥地方に似ているところがありますね。
全く人影のない「延命院」で十分写真を撮った後、坂東市街を抜けて国王神社とか将門の屋敷跡(島広山)に行きました。坂東市のメインストリートの国道354号線は市内中心部で電柱が撤去され本当に綺麗な町並みとなっています。但し、直角に交差していない道が多いので、目的地に辿り着くまでが大変でした。有名な名所・旧跡はもう少し案内表示を増やしてもいいのではないでしょうか。国王神社は非常に立派な屋根を持つ寺院でした。人が居ないのですが、奥まで灯明が焚かれていて、将門に対するこの地域の人達の思いが伝わりました。「石井の館跡」は民家の畑の中にポツンとある遺跡ですが、よく整備されています。ここが嘗て短い間でしたが関東を治めた中心地であったと思うと不思議な感動を覚えました。
この他にも将門関連の遺跡・ゆかりの場所が沢山ある坂東市は非常にユニークな地域だと思いました。
07月12日(土)
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