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Kenの日記
by Ken
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■東京国際フォーラムでのコンサート
東京国際フォーラムで展示会があって見に行ったのですが、午後6時からロビーでコンサートがあるというので聞いてきました。
「After−Hours’Classocs」と銘打ったコンサートで東京国際フォーラムのB1のロビーに仮説のステージを設え、100程度の椅子を用意した簡易のコンサートです。今日で3回目だそうで、「たえなる弦楽の調べとともに」と題して以下の曲が演奏されました。
1.愛の挨拶 カノン弦楽四重奏団
2.涙の流れるままに メゾソプラノ:三津山和代、伴奏:上記クアルテット
3.ラルゴ(ヘンデル)演奏:同上
4.弦楽四重奏曲第4番第一楽章(ベートーベン) カノン弦楽四重奏団
5.「オルフェオとエウリディーチェ」(グルック)
精霊の踊り(Sax:直井亮)
エウリディーチェを失って メゾ:三津山和代
6.チェルダーシュ
7.恋とはどんなものかしら(モーツアルト)
8.アンコール:見上げてごらん
このコンサートは「東京都福利厚生事業団」が主催しているものです。昔の都庁跡の国際フォーラムを活用した東京都の活動です。演奏はかなり水準の高いものでした。弦楽四重奏団の腕前は大したものです。ファーストバイオリンの「小林将」さんの非常に柔らかな音色と安定したテクニックは聞いていて非常に心地良かったです。
メゾソプラノの三津山和代さんの歌は良く通る明るい声で非常に安定していました。歌そのものは良かったのですが、エルガー、ヘンデル、モーツアルトを時代区分で解説されたのは少し無理があったと思います。はっきり言って今日のプログラムはそのように考えて作られたものではないでしょう。この一連の音楽会は奥村多絵子さん(フルーティスト)が企画しているようですが、今日の表題の「たえなる弦楽の調べとともに」とか前回の「木のエネルギー」(木管五重奏団の出演らしい)とか、表題に少し無理があるように思えました。
いずれにしても東京都(外郭団体ですが)の豊かなこと。こういう演奏会を唯で開催できるのですね。東京都民と東京に働く者は非常に恵まれていると思います。都会から地方への財源移転の話が出てくるのも納得しました。
10月17日(水)
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