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Kenの日記
by Ken
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■パバロッティの「ラ・ボエーム」
先日亡くなったパバロッティの追悼番組として、本日ババロッティの当たり役のひとつのラ・ボエームの放送がありました。1988年にサンフランシスコ歌劇場で収録されたものです。「ロドルフォ」はパバロッティのデビューの役であったとのこです。
50歳代のパバロッティはまだそれほど太っていないので動きが軽いですね。キチンとした職業にあり付けない「詩人」が太ってぶくぶくしていたらストーリーが狂ってしまいます。ぎりぎりセーフの感じでした。若いパバロッティのデビューの時はどんな感じだったのでしょう。
さすがに歌は素晴らしいものでした。ミミは「フレーニ」。パバロッティと同郷だそうです。パバロッティとフレーニのやり取りはさすがでした。細かい部分の扱いがとても丁寧に作られているという感じでした。「恋愛」と「愛する者を永遠に失う」という感情表現には控えめである必要はないと思いました。更に脇役も見事です。今年の春に見た「日本人」だけで演奏された「ラ・ボエーム」は辛いものだっただけに今日は大満足でした。
これまで歌手(歌い手)が演技するのは大変だろうと考えていましたが、歌の内容に深く没入できなければ感動を与える「歌」も歌えないのだと思いました。一部の日本人のオペラが退屈してしまうのは、演技力の問題ではなくて、「心」の問題なのではないだろうかと思いました。
(追伸)
スリランカ交響楽団(SOS)に連絡を取ったところ、日本公演は本当だとのことでした。どういうメンバーが来日するのか楽しみです。嘗て「ハノイ交響楽団」の日本公演を聴きましたが、今回のSOSの演奏会も同じ催し物のようです。
09月17日(月)
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