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Kenの日記
by Ken
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■イスタンブール経由ナポリ到着:ナポリ1日目
今回のナポリでのホテルは観光名所に行くのに便利なキアイア通りにある「キアイア・シャルメ・ホテル」です。日本のテレビの旅番組でも紹介されたことのある古い建物を改装したホテルです。前回はマリーナ通りに近い現代的なホテルに宿泊したので、今回は古い建物を利活用したホテルを選んだのでした。「キアイア・シャルメ・ホテル」は昔の裕福な人の住宅の3フロアをホテルに改装したものです。フロントは2階で私達の部屋は3階。部屋の中は一階部分が洗面所で、室内にある狭い階段を上った4階に寝室があります。古いエレベータがガタガタ言いながら動いています。客室のベッドなどの調度品も時代物で揃えていますが、トイレ・風呂などは現代的に作られています。荷物を解いて少し休んでから早速市内観光に出かけました。

「ヴェロメの丘」
ナポリ1日目の目玉はナポリ西方の「ヴェロメの丘」です。ホテルから程近い「アウグステオ駅」からナポリ名物のケーブルカー(セントラル線)でヴェロメ丘の上に行き、そこから歩いて最初の訪問場所の「サン・マルティーノ修道院美術館」に向かいました。この修道院はヴェスビーオ山を背景にしてナポリ市内を一望できる場所にあるためにナポリ市民(カップル)の憩いの場所にもなっています。

修道院内の教会には大変迫力のある宗教画が保存されています。ナポリ派の画家達はルネサンス後のバロックに活躍した人達が多く、カラバッジョの影響もあって「光と影」を大胆に描き分けます。その結果画面全体は非常に暗い感じになることが多く、題材も「受難」場面が多いので、続けてみると少し疲れてしまうことになります。その気分を救ってくれたのが修道院からの素晴らしい眺望でした。修道院の南側の展望ベランダからの眺めは最高でした。また修道院の外の広場の道際にある眺望場所も展望スポットでカップルが大胆に「熱いキス」をしている場面に出くわしました。さすがは情熱の国です。

「ダンテ広場」
サンマルティーノ美術館の帰りは別のケーブルカー(モンテサント線)で降りて「ダンテ広場」に向かいました。ダンテ広場は交通の要衝で、バスでダンテ広場への行く方法、およびダンテ広場からのバス線の通り道を覚えておくとナポリ観光は大分楽になります。

またダンテ広場からはナポリ歴史地区の「トリブナーリ通り」が東に延びています。その入り口近くにはナポリ音楽学校があり楽譜ショップの「SIMEORI」があります。既に夕方になっていて「音楽学校」「シメオリ」共に既に閉まっていました。旅の思い出に音楽学校の西側で楽器ショップが並ぶ「サン・セバスティアーノ通り」をブラブラ歩いてウインドゥショッピングを楽しみました。

「ナポリ最初の夕食」
最初のナポリでの食事はホテルにも近い地下鉄「Toredo」のピッツエリアで頂くことにしました。地下鉄トレド駅の一本西側の通りを目指していると、道行く人達からテレビで放映されて有名になった「Nennella」に案内されます。近所の子供まで親切に「Nannellaは直ぐそこだよ」と教えてくれました。しかしNennellaは混雑しているし、最初の日は「ピザ」を食べたかったのでピザ屋の「Prigiobbo」に行くことにしました。

「Nennella」の少し南に客の全く入っていない小さなピッツェリアがあり、最初は通り過ぎてしまいましたが戻って確認してみるとそこが「Prigiobbo」でした。ここでは当然ですがマルゲリータを食べることにしました。食べ過ぎ注意なので、前菜の3種類の地元野菜料理とマルゲリータ(一枚)、ハウスワイン(500cc)の夕食を注文しました。

ところが「地元野菜の前菜」は矢鱈に上手いし、マルゲリータは文句なし、店内は空いていて直ぐ料理が出てきそうなので、我慢できなくて「トマトソースのスパゲッティ」を追加注文してしまいました。これはイタリア人定番の料理で感激するほど美味しくて二人でペロっと食べてしまいました。大満足の夕食は二人で20ユーロ。大満足。


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09月09日(火)
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