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Kenの日記
by Ken
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■ナポリ食・人々の印象
ポンペイからナポリに戻って市内中心部の「NENE」というレストランで昼食を食べました。やはり「マルゲリータ」を食べましたがここのピザも本当に美味しかったです。ピッツェリアがあちこちにあるのですが、多分どこの店でも美味しいのだろうと思いました。この日は前菜として生ハムとモッツァレラチーズを食べました。白ワインをグラスで二杯ずつ飲みましたが安くて美味しくグラスになみなみと注いでくれました。
今回短時間滞在だったので食べませんでしたが、ナポリは漁港なので新鮮な魚介類が豊富なのです。朝早く散歩していると魚屋さんが朝の準備をしているところに出くわしました。シーフードもさぞ美味しいのだろうと思いました。たぶんナポリの人達はナポリ料理が最高に美味しいと考えていると思いますが、実際そのとおりだと思います。ナポリの人達は美味しいナポリ料理を大切に守っているようです。つまり地元の多くの人達がレストラン・ピッツエリアのパトロンとなっているのだと思いました。
街を歩いたり電車に乗っていて思うのですが「お洒落」でスタイルの良い美男・美女が沢山います。たぶん彼等は自分達ナポリ人が最高に美男・美女だと考えているのだと思います。若い年頃の高校生程度から子供の小さい若夫婦・そして熟年カップルまでそれぞれお洒落で格好が良い。昼食を頂いた「NENE」ではそのような熟年(老年)カップルが何組も食事を楽しんでいました。スタイルが良くて洒落た人達が美味しい料理を食べ、ワインをがぶがぶ飲んで人生を楽しんでいる印象です。
最後にナポリの人々の特徴として「その声が大きくて良く通る」ということに触れておきます。これはイタリア全体にいえることかと思いますが、カンツォーネの本場ナポリについては確実に言えると思います。イタリア語の特徴なのかもしれませんが発する声にエネルギーがあります。こういう声が「ベルカント」の発声に近いのだろうと納得させられる場面が何度かありました。人々が人生うぃ楽しむところから恋が生まれ、「歌」を生んで非常におおらかな「ベルカント」で愛を歌う。それがカンツォーネであり、イタリアオペラに繋がったのだろうと想像することができました。オペラは教科書で学ぶものではなく、人生と家庭の中にこそ存在するものだと思いました。
03月24日(土)
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