ID:83698
日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■ニューオーリンズ市内半日観光
<第二日目>
5:30 起床
7:30 朝食(バーボン・カフェ)
10:00 市内半日観光ツアー出発
13:30 昼食(ジョニーズ・ポーボーイズ)
14:30 ナッチェス号乗船
16:30 買い物
18:00 ホテルにいったん帰る
21:00 夕食(アクメ・オイスター・バー)
疲れていたはずなのに、4時間しか眠れず、5時半に起床。ホテル内のバーボン・カフェで朝食(ブッフェ)。朝食はもちろん 「グリッツ」 でしょう!グリッツは、私が南部に憧れた原点とも言える食べ物。以前にバハマでグリッツを食べてから、本場のグリッツを食べることを夢見て、今まで生きてきたといっても過言ではない。
で、その本場のグリッツに、かりかりベーコン、スクランブルエッグ、ハム、ハッシュド・ポテト、ビスケット(KFCにあるようなやつ)、トースト、ヨーグルト、コーヒーと、ダイエットのことなど一切念頭に浮かばず、たらふく詰め込んでしまった。ここに書いた典型的な南部の朝食とされるものは、すべて美味しかった。しかし当のグリッツは、あれ?という感じ。いや、おいしくないわけじゃないのだが、バハマで食べたもののほうが美味しかったぞ・・・なぜ???ま、店によっても作り方の違いがあるらしいので、機会があれば他でも食べてみよう。
そしてコーヒー。ニューオーリンズのコーヒーはおいしいという話だったが、たしかにおいしい。私はコーヒーはあまり好きではなく、どちらかと言えば紅茶派なのだが、その私がおいしいと思った。ラスベガスのカプチーノも美味しかったが、ニューオーリンズのは薄めのコーヒーで、非常に好み。これがいわゆる「アメリカン」なのか、と。
さて、今日の目玉は市内観光。自分で回っても、そう大変ではなさそうなのだが、手っ取り早くオプショナルツアーで主なところに連れて行ってもらうことにした。それに、ニューオーリンズを舞台にした小説によく出てくるポンチャートレイン湖にも連れて行ってもらえる。ここまで行くのは、車がないと結構大変そうだ。
ツアーの道順はあらかじめ決まっているのだが、今日も私たちだけだったので、「アン・ライスの家が見たい」とリクエストをする。そのため、ガーデン・ディストリクトのファースト通り1239番地に直行。実はバーダマン先生の本には2239番地とあったのだが、正しくは1239番地だった。あとで写真も公開したいと思うが、「豪奢な邸宅」と聞いて、どんな立派な家なんだろうと思っていたのだが、予想外に小さかった。それでも自分の住んでいる家を考えれば、天と地ほどの差はあるが。
というのも、ニューオーリンズでは通りに面したところが広ければ広いほど税金が高くなるのだそうだ。だから、正面からは見えない後ろのほうにお屋敷が広がっているらしい。邸宅もそうだが、庶民の家もショットガンハウスと言って、さらに間口が狭く後ろに長いつくりになっている。
アン・ライスの家の付近で、いくつかのお屋敷を見、マグノリアの花を観察し、「葛」はどれだ?と探しながら、しばし過ごした後、街中をあれこれ見物しながらポンチャートレイン湖のほうに向かう。ポンチャートレイン湖には、全米一長いコーズウェイ・ブリッジがかかっているのだが、今日は橋は渡らず、レイクサイドで眺めるだけに留まった。にしても暑い!
その後、シティ・パーク、セントルイス墓地(3)、フレンチ・マーケット、ファーマーズ・マーケット、ジャクソン広場、全米一古いカトリック教会セントルイス大聖堂などを見て、フレンチ・クォーターに戻る。シティ・パークで、これぞスパニッシュ・モスという光景を見て、ああ、南部だと思いを新たにした。触ってみると、以外にもちゃんとした植物という感じで、写真で見ていたときにイメージしていた、枯れたようなふわふわ感はなかった。途中で、「ニューオーリンズには雨が多い」と、ジェームズ・リー・バークの 『ネオン・レイン』 の出だしの文句をつぶやきながら、まゆみさんにスーパーマーケットに案内してもらい、折り畳み傘を購入しておく。その時にはまだカンカン照りの上天気だったのだが・・・。
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06月08日(水)
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