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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■「アンクル・トムの小屋」
ずっと欲しいと思っていた本がある。それはストウ夫人の『アンクル・トムの小屋』だ。これまで不当に評価されてきたが、ようやくこれは名作であるという評価が高まった。で、私が欲しいと思っている本は、新訳の大判の単行本で、分厚くて重たいし、価格も6500円と結構高い。

でも昨日、BOOK・OFFで半額になっているのを見つけた。どうするかなあ・・・と悩み中。原書も持ってはいるんだけれど、他の訳はほとんどが児童向けだし、そうではない旺文社文庫のものはすでに絶版になっている。翻訳でちゃんとしたものを読むには、これしかないのだ。ジョージ・オーウェルも「よい悪書」としながら、これは面白いし、ずっと後生に残るだろうと言っている。つまりB級ではあるが、時代を超えて面白いということだ。

そのB級であるという評価が、昨今では見直されているというわけだから、やはり大人向けの完訳で、しっかり読んでおきたいという気持ちが強い。


「・・・私は、どこがすぐれているかを証明する純粋に文学的な検査法など知らないけれども、『アンクル・トムの小屋』の方が、ヴァージニア・ウルフやジョージ・ムアの全作品よりも、あとまで残ると断言したい」
─ジョージ・オーウェル「よい悪書」


『新訳 アンクル・トムの小屋』/ハリエット・ビーチャー ストウ (著), 小林 憲二 (翻訳), Harriet Beecher Stowe
価格: ¥6,500
単行本: 628 p ; サイズ(cm): 210 x 148
出版社: 明石書店 ; ISBN: 4750310832 ; (1998/10)
内容(「BOOK」データベースより)
この物語のさまざまな描写の目的は、アフリカ人に対する哀れみと共感の心を喚起すること、つまり残酷で不当なシステムの下におかれた彼らの不正と悲しみを示すことにある。なぜそうしなければならないかといえば、彼らがわれわれのあいだに立ち混ざって存在しているからである。このシステムの残酷さと不当さは、彼らの最良の友人たちが、このシステムの下でなお彼らのために試みうるどんな善意の活動も無駄にし、圧殺してしまうほどのものなのである。こうした目的でこの物語を書いてきて、著者として心から言えることだが、自分自身の落ち度からでなく、奴隷制の合法的な諸関係の結果としてさまざまな試練や困難に巻き込まれてしまった人々に対して、私は悪意ある感情など抱けない。著者の経験によれば、しばしばもっとも気高い精神や心の持ち主がこういったことに巻き込まれているのだ。この物語の描写から推測されうるような奴隷制の害悪は、筆舌に尽しがたい全体の半分も言葉になしえていないということを、こうした人たちが一番よく知っている。

内容(「MARC」データベースより)
これまで不当に低く評価されてきた「アンクル・トムの小屋」。合衆国の過去と現在を正しく知るためにこの作品を読むという意味で、最良の新訳。作品と作者の綿密な解説、黒人文化・社会史年表等資料を付す。

さて、今日は「うちのアラゴルン」(映画を観て、あまりにアラゴルン、アラゴルンと言っていたため、ご機嫌斜めの様子なので、しょうがないのでアラゴルンと言ってやろう)の誕生日。好きなものを食べに行こうということになって、大久保の韓国料理店に行った。

韓国料理は私も好きだが、このところダイエットのために年中豆腐チゲを食べているせいで、いい加減唐辛子味には飽きている。唐辛子も大好きなんだけど、ここ何ヶ月もそればっかりという感じだから、わざわざお金を払って食べに行きたいと思うものではないのだが、誕生日の本人がそれがいいというのでしかたがない。

韓国料理も、日本で食べるものは日本人向けに味を変えてあるので、おいしいと思ったことがない(焼肉も含めて)。やたら甘いか、やたらしょっぱいかなのだ。しかも高い。日本で食べる韓国料理の値段は、絶対に納得できない。



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02月10日(火)
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