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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■「新ターミネーター2」シリーズ
トールキンの本は大きいし、重たいし・・・で、お風呂で読んだりするのに、「新ターミネーター2」シリーズを読み始めた。お気楽なエンターテインメントと思って全然期待もしていなかったのだが、これが結構面白くて、はまってしまった。
映画「T2」で、溶鉱炉に沈んでいくターミネーター(T-800)に涙していた私だが、「新ターミネーター2」は、その直後から話が始まる。それに、映画を観た人は覚えているだろうが、液体金属ターミネーター(T-1000)にもぎ取られたT-800の腕は、あれからどうなったのか・・・。そう、その腕が残っていたために、コナー親子の願いも空しく、「T3」へと話が繋がり、ジャッジメント・デイはやってきてしまうわけだ。
「T2」から「T3」まで12年ものブランクがあったわけだから、いろいろなストーリーが考えられてもいいわけだが、これまでそんなことを考えてみたこともなかった。このブランクを埋める話が「新ターミネーター2」になるわけだけれど、いろいろ考えれば、話はどうとでも作れるものだなあと感心してしまった。
最も興味深いのは、パラグアイで逃亡生活を送っているコナー親子の隣に越してきた、ディーターというオーストリア人のこと。これがT-800にそっくりだというからおかしい。しかもこちらはターミネーターには何の関係もないただの人間。だったら、なんで、どうして、T-800はディーターにそっくりで、しかもドイツ語訛りの英語を話すのか?その大きな謎が、なかなか解明されないため、どんどん先へ先へと読み進めてしまう。もう単純に面白い!
ちなみに「単純に面白い」と言うのは、私にとっては褒め言葉だ。「単純」という言葉があまり褒めているようには聞こえないため、うっかりそう言ってしまって誤解を招くこともあるのだが、余計なことを考えずにストレートに夢中になれるという意味で、私の中では「単純に面白い」というのは、「すごく面白い」とイコールになっている。ただ、「すごく面白い」と言う場合には、文章が巧みであるとか、感覚的に相通ずるものがあるとか、もっと多くの意味が含まれている場合もあるから、自分自身では使い分けをしているつもり。
普段本を読みながら、ほとんど常に「感想をどう書くか」ということを考えているのだが、「単純に面白い」本の場合は、そういうことも一切なしに、ただストーリーに夢中になれる。この「新ターミネーター2」などは、文学というにはほど遠いだろうが、文学と認められるものの中にも、単純に面白いものは稀にある。そういう本の場合、感想をどう書くかと考えていないので、あとでとっても苦労する羽目に陥るのだが、読書の楽しみとしては、単純に面白い本のほうが、より楽しい。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『新・ターミネーター2/未来からの潜入者』(上)/S.M. スターリング (著), S.M. Stirling (原著), 石田 享 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
サイバーダイン爆破から6年。T‐1000と死闘を繰り広げ人類の未来を救ったサラ・コナーと息子ジョンは、その後アメリカ政府にテロリストとして追われ、現在は南米パラグアイでひっそりと逃亡生活を送っていた。名前もサラからスーザンへと変え、運送会社を営む日々は平穏に思えた。が、ある日あのT‐800そっくりの男が隣家に越してくる。一方、カリフォルニアではマイルズの研究が再開されていた。そう、すべてが破壊されたわけではなかったのだ。そしてスカイネットはジョン抹殺のため、未来からさらなる刺客を送り込んできた。I‐950、遺伝子操作を施され、生後すぐにサイボーグ化された女ターミネーター、サリーナである。果たしてサラとジョンはふたたび世界を守ることができるのか?そして謎の隣人の正体とは…。
◆BOOK・OFF
『シンプル・プラン』/スコット・B・スミス \100
文庫: 581 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594013562 ; (1994/02)
内容(「BOOK」データベースより)
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02月09日(月)
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