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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■プランテーションツアー
さて、本日の夕食だが、まゆみさんに薦められたディーニーズに行った。ここもケイジャン料理、シーフード料理である。生カキ、クロウフィッシュ・エトゥフェ、スタッフド・クラブ、DIXIEビールと、私ったら毎日ザリガニかエビを食べてない?ってくらい、同じようなものを食べている。昼食もエビだったわけだし。レパートリー増えなくてすみませんて感じだけど、エビ類が好きなので、仕方がない。

しかし、ここはあまりおいしくなったのでがっかり。ガンボ・ショップも、特においしいということではないのだが、この手の料理のジャンルで、ニューオーリンズ中では一番おいしいということになるんだろうなと思った。しかし、まゆみさんの名誉のために言い添えておくと、ディーニーズは「バーベキュー・シュリンプ」がお薦めだと彼女は言ったのだ。それをすっかり忘れていた。

生カキと付け合せのサラダ、ゆでた皮の赤いジャガイモはおいしかったのだが、メインの料理が今いち。しかも量が多い。クロウフィッシュ・エトゥフェなんて、食べても食べても減らない。ザリガニ何匹使ってるんだろう?と思うほど。やっと深さにして1センチほど減ったところでギブアップ。

思えば、隣の老夫婦が食べていたのがバーベキュー・シュリンプだったに違いない。アポロ13号は、「あれが食べたい」と言っていた。あれ、食べればよかったね・・・。

食後、今日こそは音楽を聴きに行こうと、街を歩き出す。ニューオーリンズでは店のドアは開放されているので、外からでも十分聴けるのだが、せっかくここまで来て、そういう店に一度も入らないというのも何だよねと。それも、ロック系やZYDECO(ザイデコとかザディコとかいう)は毎日聴いているが(なんたって、毎朝「ジャンバラヤ」で起こされるのだから)、そもそもイメージしているジャズやブルース、ラグタイム、デキシーなんかを聴いてない。

というわけで、まずはジャズを聴きにメゾン・バーボンへ。出演中のジャミール・シャリフは、映画「RAY」で、レイ・チャールズのバックでトランペットを吹いていた人。ちょっとエディ・マーフィーっぽくて、スマートでカッコいい黒人だ。歌も上手い!かなり気に入った。ジャミールに、「どこから来た?」と聞かれたのが嬉しかった。

次はファンキー・パイレーツで、巨大なハリケーンのグラスを抱えながら、R&Bを聴く。ここはすごかった!ビッグ・アル・カーソンというニューオーリンズでは有名なR&Bの歌手が出ていたのだが、小錦の倍くらいありそうな巨漢。しかし、その巨体に響く歌声は素晴らしく、しかもぜひ聴きたいと思っていたゴスペルまで歌ってくれたので、大感激。ゴスペルは、日曜日に教会に行かなくては聴けないと言われており、なのに日曜日にはニューヨークに移動するので、だめかと諦めていたところだったのだ。

クレイジー・コーナーというロックの店に入った時は、時間もかなり遅くなっていたが、街の中はまだ人がいっぱい。皆朝まで楽しもうという魂胆なのだろう。そのおかげで、私たちのホテルの部屋は騒音が鳴り止まないということになるのだが。

※17412歩

06月10日(金)
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