ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■肩乗り娘。
僕が家で机上のパソコンをいじっていると、わりと高い確率で娘・R(11才)がやって来る。
で、僕が座っている椅子の背もたれと僕の背中の間に無理矢理ぐいぐいと割り込んでくるんである。背中にひっつき虫状態。
「なんでいつもそんな狭いところに入ってくるんだよ!」
「ここが落ち着くの」
すみっコぐらしかよ!
また、椅子ではなく床に座っている時にも娘・R(11才)は現れる。膝の上に座ってくるのはどこの子供でもやることだろうが、うちのRはそれだけではなく、肩の上に乗ってくるんである。僕の両肩にそれぞれ左右の足の弁慶の泣き所あたりを乗っけてくるので、僕の肩の上で正座しているような感じになる。
「Rちゃん、なんでそんなところに乗るの」
「ここがいいの」
「降りて」
「やだ」
何がいいのか知らないがやたらと肩の上に止まるので、前世は鳥かなんかであろうかと疑ってしまった。椅子の背もたれと背中の間に割り込んでくるのは椅子に座っている時だけ、というのは当たり前であるが、その他の2パターン、膝の上に座るパターンと肩の上に登るパターンの違いはなんなのであろうか…と考えてしまった。
特に肩の上に登る奇行は一体何を意味するのか…普通に膝の上に乗ってくれないかな…と思っていたのだが、その謎はあっさり解けた。
Rは、僕がアグラをかいている時は膝の上に乗り、僕が正座をしている時は肩に乗って来るのであった。正座している時の膝の上は座りが悪いのかしらん。
…などとつらつらと娘が乗っかって来る事情を書いたわけだけれども、嫌だから書いたわけではない。むしろ嬉しいのだ。これからだんだん難しい年頃になって、写真を撮らせてくれなくなったりとだんだん距離を取られることも起こりつつあるこの状況で、Rから寄って来るのは、Rが何を考えて僕の肩の上が心地よいのかサッパリ分からないが、それはそれとして嬉しいものである。
ただいつまでも父の肩に乗っていられるわけでもなく…。
乗るのなら 父の肩より玉の輿。なんちて。
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03月31日(火)
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