ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ライク・ア・ローリングストーン。
ローラーシューズというのを一昨年のクリスマスに娘・R(11才)にプレゼントした。
靴の裏にローラーが付いていて、子供がスーパーなどですーっと滑り、危ないじゃないかと顰蹙を買ったアレである。Rも一昨年「欲しい」と言ってたので買ったはいいのだけれども、最小のサイズでもRには大き過ぎてR今まで待つしかなかったのである。
ちょこちょこ履いてみて
「どうだい?」
「まだまだ大きい」
うんとこしょ、どっこいしょ、まだまだかぶはぬけません的なやりとりを1年以上続けてようやく
「大丈夫かも」
Rの足が成長してちょうどよくなったみたいなので練習してみることにした。まずは付属の解説DVDを観て基本的なことを学ぶ。それから外に出てみた。もちろんいきなりひとりでやらせるわけにはいかないので僕が支えながらである。ヘルメットや膝当てなどのプロテクターを付けさせて靴を履かせてみたところ、
「パパ、リボン結びがうまくできないのー」
そっからかよ!5年生だろチミ。これは長い道のりになりそうだ!お父さんによるリボン結び講座が終わりようやく外に出てみる。
「公園に行って練習しよう」
と言うと
「やだ!ここでやる」
ウチの前のほんの狭いスペースでやると言って聞かないのだ。こんなほんの数メートルしか滑られないところでやっても上達しないのに、と言ってもヤダ、と首を縦に振ってくれない。どうやら公園で同級生などに出くわしたら恥ずかしいらしい。難しいお年頃である。
しょうがないのでウチの前でエッチラオッチ練習をするRを支えていると、しばらくするとようやく少しだけ滑れるようになってきた。真剣だったRもケラケラ笑える余裕が出て来たころ、向かいの家に住むRの同級生の女の子が出て来た。ちょうどその子もローラーシューズを履いていた。
「Rちゃん一緒に公園でやろー!」
「うん!パパ!連れてって!」
Rはあっさり公園に行くことになってしまった。あれだけ僕が誘ってたのに。アレか。女のツレション現象と同じで、誰かがいないと行けないのか?
で、場所を移動して公園に着くとふたりで支え合いながら練習を始めた。一応危なっかしいので付いていると
「ボクも遊ぶ―!」
息子・タク(9才)が自転車で公園に突っ込んできた。僕とRがいなくなってしまったので寂しくなったに違いない。
「パパ!サッカーやろう!」
ボールを持って来て蹴りまくるタクにヒイヒイ付き合わされることになった。Rは同級生の子と支え支えられつつ練習していたが
「あっ!○○がいる!あっち行こう!」
同級生の男の子がいたらしく逃げて行ってしまった。異性を意識しまくってる年頃なのかしらん。僕は中学入る前ぐらいまでは近所の女の子と一緒にカンけりとかしてたけどね…。
タクに付き合わされたせいでRの練習に付くことができず、Rがケガしないか心配であったが、まあヘルメットもしてるし膝当てとかもしてるし大丈夫だろう、と放っておくことにした。多少すっ転んですり傷作りながらでも覚えたほうが上手くなるだろう。
ローラーシューズだけに、傷だらけのローラー。なんちて。
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02月01日(日)
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