ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■栃木の魅力は?「ないんだな、それが」
ゴールデンウィーク最終日。
僕は子供たちを栃木市の中心部に連れて行った。
中心部とはいっても、僕の子供の頃と比べるとすっかり寂れてしまった。かつては5階建ての「イトーヨーカドー」や、やはり5階建ての「いせや」というスーパー、そして「福田屋百貨店」などの大規模な店舗があったりしたがいずれも閉店し、「ミツワ通り」というかつて賑やかだった商店街も更地が多く、歯抜けになっていた。
ごみごみしていた昔と比べ、区画整理をしたり汚いアーケードを取っ払ったりしてキレイにはなったが、スッカスカになってしまった感もある。
そんな街中の一角で小さなイベントが行なわれており、食べ物やゲームの屋台が出ていた。僕は子供たちをここで適当に遊ばせて、あるものが来るのを待っていた。あるものとは…ゆるキャラである。
栃木県はこれといったインパクトがある名物がない反動のせいか、ゆるキャラによる町興しが盛んである。ゆるキャラグランプリのランキング上位に食い込んでくるキャラも多い。栃木県のオフィシャル「とちまるくん」や大田原市の「与一くん」、そして栃木市の隣、佐野市の「さのまる」は去年ついに1位になった。
栃木市もその流れに乗りたいらしく、最近「とち介」というキャラをデビューさせた。これがとてもカワイイ!。今日この場所に「とち介」がやって来ると聞いたので待っているのである。
しかし、寒い。前の日までのポカポカ天気と打って変わって異様に寒く、時折雨も落ちていた。僕らは薄着しか持って来ていなかった。
「パパ寒いよう。もう帰ろうよう」
「ジャガイモ入り焼きそばと玉子焼き買ってやるから我慢しろ」
地元名物の食い物で子供達を何とか引き止めようとする僕。
「おいしい!」
幸いなことに出来たてを売ってもらえたのでアツアツで美味い。そして待つことしばし、遂に「とち介」が道路の向こうからやって来た!
「あ、とち介だー!」
僕とタクはすっ飛んで行き、


これがとち介だ!さっそく写真をパチリ。一応説明しておくと、栃木市は「蔵の街」という、どっか他の街でも聞いたことがあるようなフレーズで売り出しており、それにちなんでとち介は「蔵の精」なんだという。頭が蔵の屋根なんである。
僕らがとち介にがっついている間、Rはまだ焼きそばをモソモソと食べていた。

食べ終わってから改めてパチリ。
本当にかわいくて小さくて、ちびっ子たちにも大人気であった。ただ、蔵の精という設定だからしょうがないのかもしれないけれども、白黒の葬式カラーはなんとかならなかったのかなー、とも思う。この色合いだとなんか縁起が悪いというか。
蔵だけにお先真っ蔵ー。なんちて。
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05月10日(土)
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