ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ワンパターン帰郷。
5月4日から栃木の実家に帰っていた。
嫁は仕事だとかで留守番。娘・R(10才)と息子・タク(8才)を連れて、混んでそうな電車は避けて、鈍行の東武電車でゴトゴトのんびり進む。

ガラ空きなので、ロングシートにアグラをかいてポケモンカードバトルをするふたり。
駅を降りると、改札の外で母が待っているのをRがいち早く見つけ
「おばあちゃんだ!おばあちゃーん!」
ホームから大声で手を振った。
「Rが一番早く見つけたよ!この前も浦和で待ち合わせた時もRが一番先におばあちゃんを見つけたんだよ!」
と得意顔である。一方タクは
「ポケモンカード買ってー」
母を見ると二言目どころか一言目におねだりである。それで買っちゃう母も母である。さて、ちょうど昼飯時の時間で腹が減っているので、
「昼ごはんはどうするかい?」
と聞いてみると
「ラーメン!」
子供たち、即答。栃木に帰ると必ず食べに行くラーメン屋にまた行きたいという。ワンパターンなんだけど飽きないようだ。

車でビール麦の畑の真ん中を通る道を突っ走る。ビール麦畑は今の時期青々としている。子供のころはこれが米だとずっと勘違いしていた。田んぼはまだ水を張って苗を植え終わったぐらいのタイミングである。

で、ビール麦に囲まれたラーメン屋ですすりまくる僕ら。これまではRとタクは、ふたりで1杯のラーメンを食べていたのだけれども、最近タクが食べる量が増えて来たので、
「タク、ひとりでラーメン一杯挑戦してみるか?」
と勧めてみたところ
「してみる!」
受けて立ったのでそのように注文したら本当に全部食べてしまった。
「一人で食べたよ!餃子も食べたよ!」
本当に嬉しそうにお腹いっぱいになったタク。こりゃすぐ大盛りまでいくな…。
腹が膨れた後は
「この後は何するかね?」
と、とぼけてみたところ
「プール行くに決まってるでしょ!」
これまたワンパターンなんだけれども、Rとタクが大好きな市のスポーツセンターのプールに泳ぎに行った。ざぶざぶと泳ぐふたり。別にオリンピックを目指してるわけではなく、好きなようにやっているだけだ。だから平泳ぎばかりしているRに
「クロール教えてやろうか?」
と言ってみても
「やだ!」
と逃げられてしまう。Rはクロールが苦手なのだ。

2時間ほど泳いで自販機コーナーでくつろぐふたり。
「アイス買ってー」
ここでアイスをねだられるのもお馴染みのパターンである。

外に出てみるともう強烈な夕焼けで。そういや僕も子供のころ、外で遊びまくっているといつの間に夕焼けになっていて、
「今日も力いっぱい遊んだなあ!」
と実感したものだった。ちょうど今のRとタクもそんなことを感じているのかもしれない。いつものラーメン屋、いつものプール、いつものアイス、ワンパターンな行動だけれども、子供たちにとっては一番これが楽しいんだろうね…。
楽しすぎたせいか、夜、布団に入っても
「ボク眠れない…」
とつぶやくタクであったが
「じゃあ目をつぶって新しいポケモンカードのデッキ構成でも考えてな」
と言うとものの3分で寝てしまった。
ワンパターンの後はパターンキューであったとさ。
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05月08日(木)
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