ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■スマホよこんにちは。
長年ドコモのガラケーだったが、ようやくiphoneが出たので替えてみた。

「えー、超羨ましいんですけど」

あんまりそういうのに興味なさそうな嫁がシゲシゲと眺めていたのは意外であった。嫁が今使っている携帯は、僕の弟が使ってすぐ飽きた新品同様のモノをタダでもらったお下がりガラケーである。

「チミも替えたら?」

「でもお高いんでしょう?」

値段を教えてやったら

「ひい」

目を丸くくし、その気も吹っ飛んでしまったようである。それよりも何も、嫁以上に食い付きが激しかったのは子供達であった。親父がどんな携帯を使おうがどうでもいいはずなのだが、

「スマホにしたの?ゲームやらせて!」

娘・R(10才)も息子・タク(8才)もうるさいったりゃありゃしない。子供達にとってはスマホイコールゲーム機なんだねえ。しかしウチはまだゲームはやらせない方針なので、

「ゲームはない!」

と断っているのだけれども、けっこうしつこい。宿題やれ、と言うと、じゃあゲームやらせて、さっさと風呂入れ、と言うと、じゃあゲームやらせて、と何かにつけてそう言うようになってしまった。

ちなみにどんなゲームをやらせろと言っているのかというと、しきりに

「しらす!」

と連呼するんである。初め何を言っているのかビタイチ分からなかったが、よくしらすのパックの中に、ちっちゃいタコとか入っていることがある。

クマのプー太郎
こういう喜びを味わうためのゲームらしい。な、なんという地味な…。でも僕もちょっとだけやってみたいと思ってしまったところが子供達の思う壺である。

実はコッソリダウンロードしてやってみたのだけれども、なかなか地味で面白い。しかし子供達には内緒だ。やらせろと言われても

そんなの、しらす、と、とぼけちゃったりなんかして(広川太一郎風)。

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10月20日(日)
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