ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■オスマン・サンカン。
息子・タク(7才)の授業参観に行って来た。
嫁は残念ながら仕事なのでひとりで…。
タクの学年は、お仕事見学ということで、なんグループかに分かれて近所のお店を訪ねていろいろ研究したのだという。その内容を参観日の授業で発表する、というもので
「きんちょーする」
お調子者のタクも学校に行く前から緊張していた。
実際に行ってみると、教室の机をゴトゴト動かしグループ毎にブースを作っていて、
「いらっしゃいいらっしゃい!」
見に来た僕らに向かって呼び込みをする子供達。僕は取り敢ずタクのところに座る。タク達のグループは郵便局に行ったらしい。その様子のことを紙芝居に描き、またダンボールで郵便局内のジオラマを展示していた。
「はじめます!」
タクは紙芝居を読む役で、郵便局を尋ねたときの様子や局員とお話したことなどをスラスラと説明。わりとうまくやっている。また、これは後で担任から聞いたことだけれども、タクは
「どんなことを考えて仕事してますか?」
と質問して
「いい質問だねえ。お客様が喜んで帰ってもらえるようにって考えて仕事してるよ」
と褒められて喜んでいたという。僕としては一番お金を預けている人の名前とその金額は、とかそういうゲスいことを聞いてみたかったが。
紙芝居が終わると、
「最後にクイズです!郵便局のココには何が置かれていたでしょう!」
ジオラマのある区画を指して問題を出す。僕や他の親達はATMとか植栽とか答えるのだけれども、みんなブッブー。
「もう降参だよ。答えは?」
「機械です!」
「…は?なんの?」
「わかんないけど、なんかの機械です!」
ずいぶんザックリした答えだなあ、おい。
今回の授業参観はタクの学年のお仕事見学発表会がメインだけれども、他の学年も見てよいことになっていた。
せっかくなので娘・R(9才)のクラスも見るつもりだった。しかし悲しいことに、見に行くことをあらかじめRに言ったところ、ものずごく恥ずかしがって、
「見てもいいけど、廊下からチラって見るだけにして。教室の中に入ってじっと見ちゃダメ」
と強く念を押されてしまった。たので、そーっとRの教室に行き、扉の窓から覗いてみると、ちょうどRと目が合ってニヤーと笑われた。他の子達も僕に気付き、珍獣を見るような視線が集中してきたのでとっととズラかろうと思ったら、ガラッと扉が開いて
「どーぞどーぞ、見てってくださいよ!」
なんと、中から校長先生が出て来て僕を誘うではないか。校長先生も見回っていたのか?
「イヤー実は…」
と僕が戸惑うと
「ほら、あそこにいますヨ」
とRの居場所を指差してくれる。校長先生は今年の春に着任したばかりで、数えるぐらいしか会ったことがないのに、僕が誰の親かを分かってくれている。凄いなあ、と感心しながらも、
「実はこれこれで…」
中に入るなと言われているのだ、とコソコソ説明したら、
「あっはっは、そうですか、いやあでも見てってくださいよ」
笑いながら去って行った。ハツラツとしたいい先生だなあ…。
校長だけに絶好調ってか。
なんと、この日記は続きます…。
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07月17日(水)
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