ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■父の日のおもてなし。
日曜日は父の日だった。
僕はウチの中では昼は全自動うんこ製造機、夜は全自動精力発電機としてしか存在感がないので、別にリスペクトされることもないやな、ということでいつもと変わらぬ日曜日として過ごしていた。
夕方、娘・R(9才)と息子・タク(7才)が
「学校の図書館に行く」
と言うので連れて行こうとしたら
「いい、ママに連れてってもらうからいい!」
Rが一生懸命拒否する。
「えー。いつも一緒に行ってるじゃん」
どうせうんこ製造ぐらいしかすることがない日曜の昼下がりだし…と連れて行こうとしたのだが
「いいから、いいから!」
「私が連れて行きます!」
と嫁も一緒になって止めるので、これは帰りに何か買ってくるつもりだな…とピーンときて
「じゃあいってらっさい」
と留守番することにした。
で、1時間後ぐらいに帰って来て
「じゃじゃーん、父の日、コレあげる!」
満面の笑みでRから渡されたのは、ミンティアだった。四角くて平べったい容れ物で100円のやつじゃなくて、最近出たでっかい300円のやつ。
「あー、ありがとねー。ちゃんと父の日してくれるんだ…」
「パパいつもミンティア食べてるからコレがいいって思ったんだー」
「そうかそうか」
Rとタク、自分たちのお小遣いからやりくりしてくれてるのが嬉しかった。子供達がこうして父の日を気にかけてくれていたし、嫁も手助けをしてくれていたので、調子に乗って、嫁もみだらなもてなしをしてくれないかなあ…などと妄想したが、
「別にあなたは私のお父さんじゃないから父の日関係ないし」
どうせこう言われて終わりだろう、とクールな嫁を思い出し、その淡い希望は消えた。しかしその夜、晩ご飯の時に刺身盛りを出してくれたので、嫁の微妙な奥ゆかしさというか優しさに感謝した。
刺身盛りじゃなくて女体盛りだったら…っていやいやいや。
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06月20日(木)
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