ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ビーイング・ボーリング。
ボウリングの1ゲームタダ券が3人ぶんあるということで、僕が娘・R(9才)と息子・タク(7才)を連れて行くことになった。
なんでも以前、嫁と子供達&嫁の友達とその娘さんで遊んだ時にボウリングをやったらしい。そこでもらったとのこと。僕自身はボウリングなんて前回いつやったか覚えてもいない。10年ぶりぐらいかもしれない。
「子供達なんてガーターばかりで面白くないだろ?」
と聞いてみたら、なんとこの時代はガーターにならない、ガーターレスなるレーンがあるらしい。語感がセックスレスみたいでやだなあ。
更には子供用(?)に指が4本入る球もあるらしい。へっへっへ、指が4本も入ってるぜ…ってなんかエロイ。
「ガーターなしで指が4本入るボールでやりたい〜」
Rもタクもすっかりそれをあてにしてしまっている。僕が子供の頃はもちろんそんなのなくて、うまくいかなくて超機嫌が悪くなり、ふてくされた思い出がある。点数表も手書きだったしなあ…。時代は変わるものである。
そんなわけでボウリング場の受付でその旨を伝えたら
「ガーターレスレーンは予約で埋まってます」
「えー!」
間の悪いことに、ちょうど子供会だかの団体が入っていてちびっこがわんさかいたのだ。
「どうする?やめる?」
ガーターばっかりになるのは目に見えていたので、それはつまらないだろうと思ったので帰ろうとしたのだが、
「やだ!ガーターありでもいいからやりたい!」
さすがにRもタクもボウリング場まで来てUターンすることはガマンならなかったようだ。それじゃあ、ということでやることにしたのだが、子供用の4本指ボールも全部持ってかれてない!更には子供用サイズのシューズもない!
ないないない、レーンがない。ないないない、ボールがない。ないないない、履くシューズもない〜。ってシブガキ隊かよ。
「やっぱやめる?」
こうまでないないづくしだとイヤな予感しかしないので帰ろうとしたのだが、やっぱり子供達は
「やだ!やりたい!」
「そうだよねえ…」
辛うじて靴だけは探してもらってようやく確保出来たのでよかった。ボールはやむを得ず普通の3本指の7ポンドを選択した。本当は5か6にしたかったらしい。
そんなわけでゲームスタート。案の定Rもタクも半分ぐらいがガーターで、なかなかピンが倒れない。なんとかアドバイスでもしたいところだけれども、僕もそんなに詳しいわけでもなく、また、小さいし力がないのですぐよろけてしまい即ガーターとなってしまう。

タク。

R。よくこけてた。

「やーいヘタクソ」とお互いDISり合い&どつき合い。
そのうち疲れてきたのか、2ゲーム目になると特にタクがガーターの嵐になってきて
「もうこれで終わりにするべ」
とやめようとしたのだけれども
「やだ!もういっかいする!」
負けず嫌いのタクが3ゲーム目を提案。しょうがないのでやらしてみても2ゲーム目より更にひどい有様となった。タクはだんだん機嫌が悪くなり
「こうやったらどうか」
と言ってみても意地になって聞かず、超機嫌が悪くなりふてくされてしまった。まるで昔の自分を見ているような。そういうとこ、僕に似なくていいんだよう。
逆にRはじわじわとスコアを上げて、わずかではあるが徐々にガーターを減らし、ちょっとだけ上手くなっていて、ニコニコとしていた。さすが3年生。ちなみに僕自身は3ゲームで平均150ぐらいだった。これぐらいならあまり恥ずかしくないスコアだろうか。3ゲーム目を終え、
「もういっかいやる!」
タクは4ゲームもやりたがっていたが、
「いやいやもう無理。今度ガーターレスが開いている時にまたやろうね」
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02月26日(火)
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