ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■熱烈登校。
朝の出勤。息子・タク(7才)は登校。
娘・R(9才)はインフルのため、熱は下がったけれども発熱から5日間は登校禁止なのでお休みである。
「Rちゃんお休みでいいな〜」
と本気で羨ましがるタクを
「いいわけないだろ」
と小突きながら道を歩く。タクは歩道と車道の間の縁石に登り、伝っていく。高いところを伝ったり、白線からはみ出ないように歩いたり、よくやったよなあ、と思い、
「タク、そこから下は海で、サメがうじゃうじゃいて死ぬから落ちたらダメだ」
とルールを定めると
「えー!」
タクは急にソロソロと慎重な足取りとなった。縁石から落ちぬよう、ゆっくりゆっくり。しかしここで難関が。電柱が縁石のすぐそばに立っていてどうしても縁石から降りないと前に進めないのだ。タクはどうやって切り抜けるのかと思ったが
「はい、命10個ゲットー。10歩まで下歩いてだいじょうぶー」
俺ルールを作って降りようとするではないか。勝手なルール作るな、と言おうとした矢先、タクがまさに足を降ろそうとした電柱脇には、サメにも勝るとも劣らない恐ろしさの、見事な、うんこが…。
「うわー!パパ!うんこがあるよ!踏みそうになった!あぶねー!」
「ははは、それはうんこではない。海だからウミウシだな」
「うんこだろ!」
天下の往来でうんこうんことうるさい僕ら親子は、
「じゃあな、車とうんこに気をつけろよ!」
僕は駅へ、タクは学校へと分かれ道でバイバイしたのであった。
車とうんこ、どちらも急に止まれない!
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02月06日(水)
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