ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■遅れてバーゲン。
母からクリスマスプレゼント用に、と預かったお金でようやく子供達の服を買うことが出来た。
近場の某ショッピングセンターに行き、息子・タク(7才)は靴が欲しいと言っていたので靴を物色。子供に絶大な人気があるアキレス「瞬足」にするのかなあ、と思ったら、タクが選んだのは見るからにパチモンっぽくて安っぽく、値札見たらホントに安い靴。アディダスじゃなくてアディドス、プーマじゃなくてパンサー、みたいな。
「もちっといいヤツにしたら?」
「ボクはこれがカッコイイと思ったらこれにする!」
うーん。まあタクのセンスを尊重することにする。こんな感じでタクが欲しい物はすぐ買えたが、娘・R(9才)が難しかった。Rはコートが欲しいと言い、
「じゃあ子供服のお店に行ってみようか」
と始めに入った店は、なんか近所でこういうの着てる子が多いよな〜、という服が多くて。嫁に聞いてみたら
「ここで服買ってる家多いから思いっきりカブるよ〜」
ああ、どうりで。Rはそれを嫌い、
「やっぱりいろんな子が着てるからヤダ!」
いっちょまえにダメ出しをしたので、そこよりお高めのおブランド店に。ただしバーゲン中なのでお値段半額のタグが貼られており胸を撫で下ろし、何種類かのコートを試着させてみた。
「うーん。これもいいけど、あっちもいいかなー」」
R、持ち前の優柔不断を存分に発揮。即断のタクとえらい違いだ。もっともタクはあんまりこだわっていないというか、後先考えていないということでもあるが…。
「どんな服が欲しいのかな〜?」
僕らが迷っていると、すすすっと店員のお姉さんがRに声をかけてきた。またこれがえらいキレイなのが来たなー!とあんぐりするぐらい美人で。すいません、今度1人で来ますんで指名していいですか、ってキャバクラか。
Rは試着したコート達を前に、蛇に睨まれたカエルのようになっていたので、
「本人も分からなくなってるっぽいです…」
と答えた。あんまりRが迷っているので
「他のとこもみてみるかい?」
「うん」
手を引いて別の店に行くことにした。
「また来てねー」
お姉さん店員は店入口のところまで名残惜しそうにお見送り。キャバクラか。
結局、それから何店か見て見たものの、結局このお店のダッフルコートが欲しい、と言うので戻ってみると
「また来てくれたんだー」
とさっきのお姉さん。やっぱキャバクラか。ってか夜働いてるんじゃないのか。店教えてくれ。
Rが選んだのは極々普通の紺のダッフルコートだけど、あんまり子供子供したのじゃないのが欲しかったのだろうか。いつまでオヤジと服を買いに付いてきてくれることやら。
娘はダッフルを買ったが僕はお姉さんとハッスルしたい。
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01月19日(土)
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