ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■tomato n'peach
娘・R(9才)と息子・タク(7才)の学芸会だった。

朝、子供達は

「きんちょーするー」

などと言いながら一足先に学校へ。僕は

「イイ席で観たい!」

とガッついて子供達を追うように学校に向かったら同じように待っている人は3人ぐらいしかいなかった。幼稚園の運動会の時は、前夜の2時から並んでて大行列が出来ていたりしたものだが、そんなもんか。

嫁も合流して体育館の観覧席最前列をゲット。寒いので待っていると体が冷える。嫁は毛布を敷いていて、僕はホッカイロを持って来たのでそれをひとつ嫁に渡し、

「毛布の下に置けばホットカーペットになるんじゃね?」

などとやっていたら

「あらー、優しいご主人ですねえ」

たまたまそのタイミングに通りかかった嫁の知り合いらしいママさんに声をかけられた。

「たまたまです!ほんとにたまたま!普段は何もしないですから!」

当然嫁は全否定。その通りなんだけど、そこまでムキになるのはいかがなものか(カイロは取り返した)。

いよいよ1年生の劇から始まり、子供達がゾロゾロとやって来た。僕達と目が合ったタクはニヤッと笑う。1年生の劇は「桃太郎」でタクは主役の桃太郎。できるだけ特定の子供においしい出番が偏らないように、桃太郎役は桃から生まれて鬼ヶ島に出かけるところまででひとり、犬猿雉を従えるところまででひとり、ラストまででひとり、と3人いた。

で、タクはそのラストの桃太郎役だったのだが、鬼をやっつけて

タク
「日本一の桃太郎ォー」

と大見得を切ったりで一番おいしい役だったのではないだろか。大きな声でよくできていた。

1年生が終わると、次はRの3年生の劇。目立ちまくりのタクに比べ、Rはとにかく地味で地味で一番目立たなかった。街の野菜売りという役で、セリフは

R
「おいしいトマトはいかがですか?」



「ウッソー」

というふたことのみ。Rとタクの性格が良く表れた配役であった。ふたりとも素直に一生懸命自分の役をやっていたので褒めてつかわした。

但し、家に帰ってからのふたりは大役を終えてホッとしたせいか、とにかくだらけまくっていて、部屋をぶっ散らかしたまま怒鳴られるまで片付けようとしない有様なのであった。

桃太郎じゃなくてものぐさ太郎である。

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12月03日(月)
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